失敗したジョブに関連するインシデントの確認

内部コード・エラー、深刻なスケーリングの問題、または他のEnterprise Managerの問題のために、ジョブが失敗する可能性があります。これらに関してインシデントまたはイベント証跡を調べることができます。たとえば、すべてのジョブ・ワーカーがスタックしたためにOMSがバウンスすると、多くのジョブが失敗します。ローダーで障害が発生した場合にも、一部のジョブが失敗します。

  1. ジョブの時間枠内のインシデントまたはアラートを確認します。

    • インシデントを確認するには、Enterprise Managerコンソールの「エンタープライズ」メニューから「サマリー」を選択し、「エンタープライズ・サマリー」ページの「インシデント」セクションを表示します。

      詳細は、「エンタープライズ」メニューから「モニタリング」「サポート・ワークベンチ」の順に選択します。

    • アラートを確認するには

  2. 関連するインシデントまたはイベント・データとともにサービス・リクエストを送信します。

    特定のジョブに関するすべてのステップ出力、エラー出力、ロギング、リモート・ログ・ファイルおよびインシデント・ダンプ・ファイルが1つのインシデントについて取得されます。

    • サービス・リクエストを送信するには、コンソールの「エンタープライズ」メニューから「My Oracle Support」を選択し、「サービス・リクエスト」を選択します。

    • 技術的SRを作成するには、「サービス・リクエスト」ホームページの「SRの作成」をクリックします。問合せSRを作成するには、「問合せサービス・リクエスト」リージョンの上部にある「「問合せ」SRの作成」をクリックするか、「My Oracle Support」ページの上部にある「問合せ」をクリックします。技術的サービス・リクエストを作成する場合、プロファイルに登録されているサポートIDに応じて、ハードウェアSRまたはソフトウェアSR (あるいはその両方)を作成できます。

      サービス・リクエストの作成ウィザードでは、製品情報の指定プロセスを段階的に実行し、SRがOracleサポートにファイルされる際に、構成情報をSRに添付します。Oracleサポートに最新の正しいターゲット情報があるようにするには、「ステップ1: 問題」の「問題は何ですか。」セクションで、「構成」タブを選択してからターゲットを選択してください。

  3. サポートから提供されるパッチを適用します。

    • 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「パッチと更新版」の順に選択します。

    • ログイン資格証明を指定し、「実行」をクリックします。

    • このページの詳細は、オンライン・ヘルプを確認してください。

  4. パッチが適用されたら、再度ジョブを送信してみます。

インシデントをパッケージングするか、インシデントを手動でトリガーするには、次の手順に従います。

  1. サポート・ワークベンチにアクセスします。
  2. ジョブ関連のすべてのダンプおよびログ・ファイルとともに同時期の他のデータを収集し、サポートに送るためにパッケージングします。
  3. 関連するエラーを検索しながらサポート・ワークベンチでインシデント関連のデータを確認します。
  4. サポートの介入なしで根本原因を特定できたら、ジョブを修正して再発行します。