メトリックに対する修正処理の作成

どのターゲットに関しても、「メトリックと収集設定」ページに、様々なメトリックの修正処理が設定されているかどうかが表示されます。メトリックごとに、「修正処理」列に、クリティカルまたは警告(あるいは両方)の重大度に対応する修正処理が設定されているかどうかが示されます。

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

    ヒント:

    たとえば、dadvmn0630.myco.comという名前のホストのホームページでは、「ホスト」メニュー→「モニタリング」→「メトリックと収集設定」を選択します。

  2. 特定のメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、そのメトリックの「詳細設定の編集」ページにアクセスします。
  3. 「修正処理」セクションで、修正処理を関連付ける対象のメトリック重大度(警告またはクリティカル)について「追加」をクリックします。
  4. 「修正処理の追加」ページでタスク・タイプを選択し、「続行」をクリックします。
    • ライブラリにある修正処理を使用する場合は、タスク・タイプとして「ライブラリから」を選択します。ライブラリ修正処理を使用すると、説明、パラメータおよび資格証明はライブラリ修正処理からコピーされます。新規の修正処理の名前は定義する必要があります。必要に応じて修正処理のパラメータを指定できます。

    • ライブラリに格納する修正処理を作成する場合は、修正処理ライブラリの作成を参照してください。

    • エージェント側のレスポンス処理を指定する場合は、「エージェント・レスポンス処理」をタスク・タイプとして選択します。詳細は、「エージェント側のレスポンス処理の用意」を参照してください。

  5. 「修正処理」ページで、ジョブを作成するときのように、「一般」、「パラメータ」および「資格証明」に入力します。
  6. 「続行」をクリックして修正処理を保存して、「詳細設定の編集」ページに戻ると、修正処理が表示されます。
  7. オプション: 修正処理の複数のインスタンスが同時に動作することがないように、「このメトリックに対する修正処理を1回のみ任意の時刻に実行することを許可」を有効にします。

    このオプションでは、クリティカルまたは警告のいずれかの修正処理が実行中のときに、ある重大度がOracle Management Serviceにレポートされた場合、クリティカルと警告の両方の修正処理を実行しないことを指定します。このようなケースが発生するのは次の場合です。修正処理の実行が、修正対象のメトリックの収集間隔より長時間かかった場合、メトリック値はあるしきい値において前後(結果として、同一の修正処理が複数回実行される)するか、両方のしきい値を急速に上下(結果として、警告の修正処理がクリティカルの修正処理と重複する)します。

    このオプションを選択しないと、前述した状況下で修正処理が複数回実行されます。管理者は、同時に実行される修正処理が競合しないようにする必要があります。

  8. 修正処理の追加が終了したら、「続行」をクリックして「メトリックと収集設定」ページに戻ります。

    このページの「修正処理」列に、メトリックに対して指定した修正処理が表示されます。可能な値は次のとおりです。

    • なし — このメトリックには修正処理が設定されていません。

    • 警告 — このメトリックでは、警告アラートには修正処理が設定されていますが、クリティカル・アラートには設定されていません。

    • クリティカル — このメトリックでは、クリティカル・アラートには修正処理が設定されていますが、警告アラートには設定されていません。

    • 警告およびクリティカル — このメトリックでは、警告およびクリティカルの両方のアラートに修正処理が設定されています。メトリックにエージェント側のレスポンス処理が関連付けられている場合も、値は「警告およびクリティカル」になります。これは、クリティカルまたは警告のアラート重大度のいずれにも、必ずエージェント側のレスポンス処理がトリガーされるためです。

  9. ステップ2以降のプロセスを続けてから、「メトリックと収集設定」ページで「OK」をクリックして修正アクションを保存し、ステップ1を開始したターゲット・ページに戻ります。