インシデント・マネージャ
インシデント・マネージャを使用すると、環境に影響するインシデントと問題を1か所で検索、表示、管理および解決できます。インシデント・マネージャを使用して、次のタスクを実行します。
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カスタム・ビューの使用によるインシデント、問題およびイベントのフィルタ処理
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ターゲット名、サマリー、ステータス、またはターゲットのライフサイクル・ステータスなどのプロパティによる特定のインシデントの検索
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インシデントの応答および処理
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割当て、確認、ステータスの追跡、優先度付け、およびエスカレーションといったインシデントのライフサイクル管理
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インシデントの解決には、My Oracle Supportのナレッジ・ベースの記事へのアクセス(コンテキスト依存)、およびその他のオラクル社のドキュメントが役立ちます。
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インシデントをすばやく診断または解決するには、関連するEnterprise Manager機能へのコンテキスト依存の診断/アクション・リンクに直接アクセスします。
たとえば、オープン・インシデントがあるとします。インシデント・マネージャを使用して所有者と解決ステータスを追跡し、優先度を設定し、必要に応じてインシデントに注釈を追加して、共同作業環境で作業している他のユーザーと情報を共有できます。また、MOSから関連情報に直接アクセスし、問題の迅速な解決に役立つEnterprise Managerの他の領域にリンクできます。オープン・インシデントのドリルダウンによりこの情報にアクセスし、必要に応じて変更できます。
インシデントのコンテキストでのターゲット情報の表示
インシデントまたはイベントが発生したターゲットに関する情報を直接表示できます。表示される情報のタイプは、ターゲット・タイプに応じて異なります。
コンテキスト内ターゲット情報を表示するには、次の手順に従います。
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「エンタープライズ」メニューから、「モニタリング」、「インシデント・マネージャ」の順に選択します。
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「インシデント・マネージャ」のUIからインシデントを選択します。インシデントに関する情報が表示されます。
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「一般」タブの「インシデントの詳細」領域で、ターゲットの横にある情報アイコン"i"をクリックします。インシデントに関するターゲット情報が表示されます。
この方法でターゲット情報を表示できることで、イベントおよびインシデントが発生するターゲットに関するより多くの操作コンテキストが提供されます。さらにインシデントのライフサイクルをより効率的に管理できます。