ルール・アクション
それぞれのルールに応じて、Enterprise Managerで特定のアクションを定義できます。
ルール・セットで実行できるアクション・タイプの例をいくつか示します。
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イベントに基づくインシデントの作成。
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電子メールの送信、ヘルプデスク・チケットの生成などの通知アクションの実行。
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電子メール/PL/SQLメソッド/SNMPトラップを介したインシデント・ワークフロー通知の管理アクションの実行。たとえば、ターゲットの停止イベントが発生した場合、インシデントを作成し、そのインシデントについての電子メールを管理者Joeに送信します。2日後、まだそのインシデントがオープンしている場合は、エスカレーション・レベルを1に設定し、Joeの上司に電子メールを送信します。
次の表に、ルールの適用ごとに使用可能なアクションを要約しています。
表5-6 使用可能なルールのアクション
アクション | イベント | インシデント | 問題 |
---|---|---|---|
電子メール |
はい |
はい |
はい |
ページ |
はい |
はい |
はい |
高度な通知 |
|||
SNMPトラップの送信 |
はい |
いいえ |
いいえ |
OSコマンドの実行 |
はい |
はい |
はい |
PL/SQLプロシージャの実行 |
はい |
はい |
はい |
インシデントの作成 |
はい |
いいえ |
いいえ |
ワークフロー属性の設定 |
はい ノート: イベント・ルール内で、関連付けられたインシデントのワークフロー属性も更新できます。 |
はい |
はい |
ヘルプデスク・チケットの作成 |
はい ノート: アクションは、最初にインシデントの作成、次にインシデントのチケットの作成により、間接的に実行されました。 |
はい |
いいえ |
ノート:
Enterprise Managerのイベント・ルール・シミュレーション機能を使用することで、アクションを実際に実行することなく、ターゲットに対するルール・アクションをテストできます。詳細は、「ルール・セットのテスト」を参照してください。