ルール・セット・タイプ

ルール・セットには次の2つのタイプがあります。

  • エンタープライズ: IT組織内のすべての操作手順の実装に使用します。サポートされるすべてのアクションを、このタイプのルール・セットに使用できます。ただし、このタイプのルール・セットはすべてのアクションを実行できるため、エンタープライズ・ルール・セットを作成できるユーザーには制限があります。

    エンタープライズ・ルール・セットを作成または編集するには、管理者に「エンタープライズ・ルール・セット」リソースに対する「エンタープライズ・ルール・セットの作成」権限が付与されている必要があります。ただし、今後、ルール・セットの所有者が「エンタープライズ・ルール・セットの作成」システム権限を喪失しても、そのルール・セットを引き続き編集または削除できます。スーパー管理者はどのルール・セットも編集または削除できます。ルール・セットの最初の作成者が他の管理者にルール・セットを編集させる場合は、共同作成者を追加することで、共同作業するためにアクセスを共有する必要があります。エンタープライズ・ルール・セットはすべての管理者から参照できます。

  • プライベート: 管理者が、標準のビジネス・プラクティスとしてではないが、なんらかのモニタリング対象について通知される必要がある場合に使用します。プライベート・ルール・セットが実行できるアクションは、ルール・セット所有者への電子メールの送信のみです。管理者は「エンタープライズ・ルール・セットの作成」リソース権限が付与されているかどうかにかかわらず、プライベート・ルール・セットを作成できます。プライベート・ルール・セットはまれにのみ、または例外的な状況でのみ使用することをお薦めします。

ルール・セットがアクションを実行するときは、そのルール・セットの作成者の権限が使用されます。たとえば、ルール・セットの所有者および作成者は、通知を受け取るためには少なくとも「ターゲットの表示」権限が、インシデントを更新するためには少なくとも「ターゲット・イベントの管理」権限が必要です。例外はルール・セットが通知を送信するときです。この場合、送信先のユーザーの権限が使用されます。