インシデント・ルールの電子メールを受信するようにサブスクライブ
インシデント・ルールとは、インシデントを構成する特定のイベントについて通知を送信する基準を指定する、ユーザー定義のルールです。インシデント・ルール・セットは、名前が示すように、同じインシデントに関連付けられている1つ以上のルールから構成されます。
インシデント・ルールの作成時に、関心のあるターゲット、ルールを適用するイベントのタイプなどの基準を指定します。具体的に、指定されたルールでは、対象となる基準と、これらの通知の送信に使用する通知メソッド(電子メールなど)を指定できます。たとえば、データベースが停止した場合やデータベース・バックアップ・ジョブが失敗した場合に、電子メールが送信され、ログ・トラブル・チケット通知メソッドがコールされるようなルールを設定できます。または、ホストのCPUまたはメモリー使用率がクリティカル重大度に到達した場合に、SNMPトラップが他の管理コンソールに送信されるルールを定義することもできます。単一のルールで、特定の条件に基づく複数のアクションを実行できるという事実により、通知の柔軟性がさらに向上します。例: マシンのメモリー使用状況などの条件をモニタリングする場合、警告のインシデント重大度(メモリー使用率が80%)に対して管理者に電子メールを送信し、重大度がクリティカル(メモリー使用率が99%)の場合は管理者に即時にページを表示します。
-
「設定」メニューで「インシデント」、「インシデント・ルール」の順に選択します。
-
インシデント・ルール - すべてのエンタープライズ・ルール・ページで、該当するインシデントのエスカレーション・ルールを含むルール・セットをクリックし、「編集」をクリックします。ルールはルール・セットのコンテキストで作成されます。
ノート: 既存のルール・セットがない場合は、「ルール・セットの作成」をクリックしてルール・セットを作成します。次に、ルール・セットの作成の一環としてルールを作成します。
-
ルール・セットの編集ページの「ルール」セクションで、変更するエスカレーション・ルールをハイライトして「編集」をクリックします。
-
アクションの追加ページに移動します。
-
インシデントをエスカレートするアクションを選択し、「編集」をクリックします。
-
「通知」セクションで、「電子メールCC」リストにDBAを追加します。
-
「続行」をクリックしてルール・セットの編集ページに戻り、「保存」をクリックします。
即時利用可能なインシデント・ルール
Enterprise Managerには、最も一般的なモニタリング条件に対応する次の2つのインシデント・ルール・セットが付属しています。
-
すべてのターゲットのインシデント管理ルールセット
-
自己更新のイベント管理ルールセット
即時利用可能なインシデント・ルールで定義された条件が要件を満たす場合は、前の項で説明したサブスクライブ手順を使用して、ルールに定義されている条件の電子メール通知を受信するようにサブスクライブできます。
すべてのターゲットに設定されている即時利用可能なインシデント・ルールは、デフォルトで警告アラートの電子メールを生成しません。
独自のインシデント・ルールの作成
独自のカスタム・ルールを定義できます。次の手順では、スーパー管理者ではない管理者がインシデント・ルールを作成するプロセスを説明します。
独自のインシデント・ルールを作成するには: