ジョブ・ステータスの表示と分析

すべてのジョブの集計ステータスの表示

ジョブの発行後、すべてのターゲットに対するすべての個別ジョブ実行は自動的にロールアップされ、「エンタープライズ・サマリー」ページで参照できるようになります。図15-2に、「エンタープライズ・サマリー」ページの下部にある「ジョブ」セクションを示します。

図15-2 「エンタープライズ・サマリー」ページのターゲット・ジョブのサマリー


「エンタープライズ・サマリー」ページのターゲット・ジョブのサマリー

この情報は、何百、何千というシステムに対しジョブを実行する場合には特に重要となります。失敗した個別ジョブ実行を特定することもできます。特定の個別実行に関連付けられた数字をクリックすると、ドリルダウンして失敗したジョブの詳細を参照できます。

特定のジョブの一般ステータスの表示

特定のジョブまたは送信済ジョブの一般ステータス情報を調べるには、図15-1に示す「ジョブ・アクティビティ」ページでジョブを検索します。

ジョブ実行のステータスの表示

単一実行または複数実行についての詳細情報を表示できます。単一実行には単一のステップと複数のステップがあります。

実行のステータスを表示するには:

  1. 「ジョブ・アクティビティ」ページで、対象のジョブの「名前」リンクをクリックします。「ジョブ実行」ページが表示されます。

  2. ジョブ実行サマリーの表示以外に、特定のタスクをドリルダウンして詳細情報を表示できます。

拡張ビューへの切替え

Cloud Controlのバージョン12.1.0.4から、1つのページで複数のドリルダウンのビューを組み合せた、ジョブ実行のビューを起動できるようになりました。拡張ビューを有効化するには、次のコマンドを実行します。

emctl set property -name oracle.sysman.core.jobs.ui.useAdfExecutionUi -value true

標準ビューに戻すには、次のコマンドを実行します。

emctl set property -name oracle.sysman.core.jobs.ui.useAdfExecutionUi -value false

ノート:

これらのコマンドはOMSの再起動を必要としません。

単一実行によるジョブ実行の拡張ステータスの表示

単一実行には単一のステップと複数のステップがあります。単一実行のステータスを表示するには:

複数実行によるジョブ実行の拡張ステータスの表示

複数実行のステータスを表示するには:

  1. 「ジョブ・アクティビティ」ページで、複数実行を含むジョブの「名前」リンクまたは「ステータス」リンクをクリックします。

    「ジョブ実行」ページが表示されます。

  2. 左側の表で、対象の実行をクリックします。

    特定の実行の詳細がページの右側に表示されます。