ターゲットの機能メトリック・マップの表示

Enterprise Managerでは、マルチアクセス・ポイント・ターゲットに対して構成されているアクセス・ポイントの機能マップを表示できます。アクセス・ポイントは通信のチャネルであり、これを使用して、ソフトウェアまたはハードウェア・デプロイメントをEnterprise Managerでモニタリングできます。これらはアップロード・ポイントであり、これを介してデータが収集され、Oracle Management Serviceにアップロードされます。

アクセス・ポイントには、メトリック・データを収集する機能、またはターゲットにアクションを実行する機能のいずれかを設定できます。Enterprise Managerでは、アクセス・ポイントの機能が表形式で表示されます。この機能マップを表示して、それぞれのアクセス・ポイントの効率のよい点を判断できます。

マルチアクセス・ポイント・ターゲットの機能メトリック・マップを表示するには、次のステップに従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「すべてのターゲット」を選択します。
  2. すべてのターゲット・ページで、マルチアクセス・ポイント・ターゲット(たとえば、システム・インフラストラクチャ・サーバー、システム・インフラストラクチャ・スイッチなど)を選択します。
  3. ホームページのターゲット固有のメニューから、「モニタリング」「アクセス・ポイント - 現行の機能マップ」の順に選択します。
  4. アクセス・ポイント - 現在の機能マップ・ページには、アクセス・ポイントのリストとそれぞれの機能が表示されます。表16-1を参照してください。

    「ベスト・インプリメンタのみ表示」を選択することで、どのアクセス・ポイントが、必要なメトリック・データの収集に最適なインプリメンタであるかも識別できます。

    機能タイプや機能名で表をフィルタする場合は、「機能タイプ」および「機能名」ドロップダウン・リストを使用して、「検索」をクリックします。

    表16-1は、現行の機能マップ表の列の説明です。

    表16-1 機能マップ表の列の説明

    列名 説明

    アクセス・ポイント

    マルチアクセス・ポイント・ターゲットに構成されているアクセス・ポイントの名前。

    優先度

    アクセス・ポイントのメトリック・データ収集機能の測定。優先度が最も高いアクセス・ポイントは、最初にメトリック・データを収集して、アップロードするものです。このアクセス・ポイントが利用できなくなると、優先度が次に高いアクセス・ポイントが引き継いで、メトリック・データを収集します。

    機能タイプ

    そのアクセス・ポイントがメトリック・データを収集できるか、ターゲットに対してアクションをとることができるか。可能な値は、「アクション」と「収集」です。

    機能名

    アクセス・ポイントが持っているメトリック収集機能またはアクション機能の名前。

    現行のベスト・インプリメンタ

    アクセス・ポイントが現行のベスト・インプリメンタであるかどうか。使用できる値は「Yes」または「No」です。

    アクセス・ポイントには、メトリック・データを収集する機能、またはターゲットにアクションを実行する機能のいずれかを設定でき、2つ以上のアクセス・ポイントにそれらの機能を重複して設定できる場合もあります。特定のメトリックやアクションに最も適している場合、そのアクセス・ポイントを最適なインプリメンタと呼びます。

    ステータス

    アクセス・ポイントの層、およびそのアクセス・ポイントに対して収集機能が有効か無効か。