1 Private Cloud Applianceプラグインの概要

この章では、Oracle Private Cloud Applianceプラグインとサポートされているハードウェアおよびソフトウェアの概要について説明しています。

次の内容について説明します。

Private Cloud Applianceについて

Oracle Private Cloud Applianceは、プライベート・クラウドの迅速なデプロイを目的として設計され、業界トップクラスの価格帯で提供される、統合型で配線は初回のみのソフトウェア定義コンバージド・インフラストラクチャ・システムです。

Oracle Private Cloud Applianceは、サーバー、ネットワークおよびストレージの集約環境でホストされる幅広い混合ワークロードをサポートし、中規模から大規模のデータ・センターへのビジネス・クリティカルかつミッション・クリティカルな汎用アプリケーションのデプロイを可能にします。

Oracle Enterprise Managerでは、Private Cloud Applianceが強力なクラウド・サービス配信プラットフォームに変換され、オンプレミスからOracle Cloudへの簡易なパスが提供されます。

Oracle Virtualizationプラグインについて

Enterprise Manager for Oracle Virtualization (VT)プラグインは、Enterprise ManagerによるOracle Private Cloud Applianceラックの監視および管理をサポートするように拡張されています。Enterprise Managerを通じて、Oracle Private Cloud Applianceラックの様々なハードウェア・コンポーネント(コンピュート・ノード、インフィニバンド・スイッチなど)を監視できます。

Private Cloud Applianceの機能

Private Cloud Appliance

Oracle Private Cloud Applianceの機能:

  • ターンキー・コンバージド・インフラストラクチャ・ソリューションが、Oracle Private Cloud Applianceコントローラ・ソフトウェアによるハードウェアおよびソフトウェアのデプロイを自動化します。

  • Oracle Enterprise Managerを追加することで、IaaSからDBaaSまで、プライベート・クラウドのデプロイが容易になります。

  • Oracle VMテンプレートがサポートされるため、アプリケーションを搭載し実行準備が完了したVMを、数日ではなく数分から数時間でデプロイできます。

  • Oracle SDNソフトウェアにより、"Wire-Once"システムでソフトウェア定義インフラストラクチャを実現し、運用の複雑さを緩和します。

  • インストールと構成に要する時間を数百時間も短縮できます。

  • 業界トップの価格帯で、製品化までの時間を短縮できます。

  • Microsoft Windows、LinuxおよびOracle Solarisのワークロードを1つのシステムで実行してリスクを軽減できます。

  • システムの総容量ではなく使用状況に基づいて、Oracleソフトウェア・ライセンスを効率的に活用できます。

  • 取得、デプロイ、運用の各コストが削減されます。

  • 画期的なコンバージド・インフラストラクチャ・ソリューションが単一ベンダーから提供されるため、購入が容易であり、製品が統合されて管理が簡素化されます。サポート窓口も1点に集約されます。