I/Oリソースの履歴使用状況の分析
前述の表を確認した後、メトリックの履歴傾向を調査して、ピークI/O使用率が頻繁に確認されたかどうか、また、これらの高いI/O使用率の期間が高いレスポンス時間または高いIORM待機時間(あるいはその両方)と一致しているかどうかを把握できます。非CDB、CDBまたはPDBを1つ選択するとそのメトリックを分析でき、これらのメトリックを隣接データベースの同じメトリックに積み上げて、相互に比較してどうなっているかを把握できます。

I/O使用率の履歴セクションには、I/Oに関連するパフォーマンス・メトリックの相関付けに役立つ一連の折れ線グラフが表示されます。デフォルトでは、過去24時間
の履歴パフォーマンス・チャートが表示されます。チャートの上にある時間セレクタを使用してズーム・インおよびズーム・アウトし、特定の期間に焦点をあわせます。
このセクションでは、次のコントロールを使用できます:
- 時間枠の選択オプションを使用すると、チャートに使用される時間範囲をカスタマイズでき、チャート・データの粒度が決まります。使用可能な値は、
「過去1時間」
、「過去24時間」
、「過去7日間」
、「過去31日間」
および「カスタム期間」
です。 -
「チャートのリセット」ボタンを使用して、フィルタをリセットします:
- このスイッチをオンにすると、チャートがリセットされ、前述の表にあるすべてのデータベース/CDBのデータが表示されます。
- このスイッチをオフにすると、スイッチをオンにする前のチャートの状態に戻ります。(つまり、表で選択した特定のデータベースのデータのみが表示されます。)
- 「グラフ・タイプ」は、グラフ形式(「折れ線グラフ」または「積上げグラフ」)を制御します。
- 「範囲の表示」は、しきい値(50%および75%)と、I/O使用率チャートの定義済I/O制限の表示を制御します。このオプションは、表で単一のCDBまたはPDBが選択されている場合にのみ有効になります。「グラフ・タイプ」が「積上げグラフ」と指定されている場合は、すべてのデータベースの集計IOPS使用量がこれらのしきい値と比較してどのようになっているかを確認するのに役立つため、範囲を確認するのに特に便利です。
- 「同じコンテナ内の他のPDB」では、表で選択されていないすべてのPDBの履歴データ値の集計が表示されます。集計行は、選択したPDBの行とともに「その他」シリーズとしてプロットされます。
- 「メトリック・タイプ」を使用すると、「I/O使用率」、「1秒当たりのI/Oリクエスト」、「I/Oスループット」という追加のパフォーマンス統計を表示できます。