環境の設定
フリート・メンテナンスを使用したExadataインフラストラクチャのパッチ適用は、フリート・メンテナンスをフリート・パッチ適用およびプロビジョニング(FPP)ソリューションと統合することで有効になります。Exadataフリートへのパッチ適用を開始する前に、FPPサーバーおよびクライアントをプロビジョニングして登録します。
Exadataパッチ適用の前提条件
FPPサーバーおよびクライアントをプロビジョニングして登録する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します:
- Exadataパッチ適用は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新23 (13.5.0.23)以降でサポートされています。
- Exadataパッチ適用をサポートするには、Enterprise Managerのインフラストラクチャが適切に設定されていることを確認します。『データベース・ライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』の「インフラストラクチャの設定」を参照してください。
- Exadata Database Machineの検出の前提条件を実行します。『Oracle Exadata Database Machineスタート・ガイド』の「前提条件」を参照してください。
- Exadataのパッチを確認してダウンロードします。MOSノート888828.1を参照してください。
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パッチ・マネージャのzipファイルを解凍し、内容をComputenode(domU)イメージ・フォルダにコピーします。これは、Computenode(domU)パッチ適用専用です。
最新のパッチ・マネージャのzipファイルは、21634633から取得できます。
- FPPサーバーおよびクライアントはバージョン19.23以降である必要があります。
サポートされているコンポーネント
フリート・メンテナンスを使用したExadataパッチ適用では、複数のExadataコンポーネントおよびターゲットへの同時パッチ適用がサポートされます。ただし、各パッチ操作は、ホスト、ストレージ・サーバーなどの単一のコンポーネント・タイプに的を絞る必要があります。
パッチ適用でサポートされているExadataタイプのリストを次に示します:
- データベース・サーバー・ベア・メタル
- カーネルベースの仮想マシン(KVM)ゲスト
- XEN DomU
- ストレージ・サーバー
- 物理Exadataのインフィニバンド(IB)スイッチ