Forms Trace出力の表示
トレース・ログ・ファイルを見ることができるのは、管理者または管理者のグループに属するユーザーのみです。ユーザーは一度ログインすると、異なるセッションのトレース・ログ・ファイルを表示するために同じブラウザ・セッションに再度ログインする必要がなくなります。
トレース・データは、*.trc
拡張子の付いたバイナリ形式ファイルで保存されます。トレース・ログのデフォルトの場所は$DOMAIN_HOME/system_components/FORMS/<FORMS INSTANCE NAME>/trace/forms_<PID>.trc
です。pidはユーザー・セッションのプロセスIDです。Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用しない場合は、Translateユーティリティを使用する必要があります(詳細は、「Translateユーティリティの実行」を参照)。
トレース・データを表示するには:
- Fusion Middleware Controlの「Forms」メニューから「ユーザー・セッション」を選択します。
- ユーザー・セッション行を選択し、「トレース・ログ」をクリックしてトレース・ログの内容を表示します。
- ログインしてトレース・ファイルを表示します。
Translateユーティリティの実行
Translateユーティリティは、トレース・データをXML、HTMLまたはテキスト形式に変換します。WriteOutTEXT、WriteOutXMLまたはWriteOutHTMLの3つの有効値のいずれかを指定して、パラメータOutputClassを追加する必要があります。outputclass
を指定しないと、出力ファイルはテキスト形式になります。これらの値では、大文字と小文字が区別されます。
ノート:
Translateユーティリティを使用するには:
-
Java実行可能ファイルを格納したディレクトリへのパスを含むようにPATH変数を設定します。
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frmxlate.jarへのパスを含むようにCLASSPATH変数を設定します。
トレース・データをテキスト形式に変換するには:
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コマンドラインで、次のコマンドを入力します。
java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.txt outputclass=WriteOutTEXT
これにより、myfile.txtファイルがテキスト形式で作成されます。
トレース・データをHTML形式に変換するには:
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コマンドラインで、次のコマンドを入力します。
java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.html outputclass=WriteOutHTML
これにより、myfile.htmlファイルがHTML形式で作成されます。
トレース・データをXML形式に変換するには:
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myfile.xml
を作成するには、コマンドラインで次のように入力します。java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.xml outputclass=WriteOutXML
これにより、myfile.xmlファイルが XML形式で作成されます。