アクセシビリティをサポートするFormsランタイム・オプション
Formsを実行する際のアクセシビリティ機能の使用に関する情報を取り上げます。
ルック・アンド・フィールのカラー・スキーム
Oracle FormsはOracle Look and Feelまたは汎用ルック・アンド・フィールを使用して実行できます。Oracle Look and Feelには、各アイテムの新しいルック・アンド・フィールおよび事前定義されたカラー・スキームのセットが含まれています。汎用ルック・アンド・フィールは、現在のオペレーティング・システムのネイティブ・インタフェースとカラー・スキームに厳密に従います。ルック・アンド・フィールの選択はアクセシビリティ機能に影響します。一般的には、Oracle Look and Feelのほうがアクセシビリティが高くなります。汎用ルック・アンド・フィールを使用してアプリケーションの全体的な色を制御し、コントラストを上げるか下げる必要があるのは、弱視のユーザーのみです。
ユーザーがオペレーティング・システムに用意されたスキームを使用して必要な色を設定し、URLでlookAndFeel=genericを指定すると、設定した色がOracle Formsで使用されます。
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ルック・アンド・フィールを指定するには、フォームを起動するときにパラメータlookAndFeel=をgenericまたはoracleに設定します
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Oracle Look and Feelを使用する場合は、次のようにカラー・スキームを指定できます。
colorScheme= teal、titanium、red、khaki、blue、oliveまたはpurpleのいずれか。
lookAndFeelをgenericに設定した場合、colorSchemeパラメータは影響しません。
読取り専用フィールド
Oracle Formsは、入力できないフィールド(読取り専用フィールド)が自動的に濃いグレーで表示される機能をサポートします。この機能をオフにするには、URLでreadOnlyBackground=falseと指定します。
フォント・サイズ
フォント・サイズなどのオペレーティング・システムの設定は、フォームのすべてのアイテムの全体的なサイズに影響します。通常はフォント・サイズはハードコードされるため、一般に、これはフォーム内のフォント・サイズを調整する唯一の方法です。
Microsoft Windowsオペレーティング・システムのフォント・サイズ変更の手順:
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Windowsの「コントロール パネル」→「フォント」→「フォント サイズの変更」→「カスタム テキスト サイズの設定 (DPI)」→「200%」の順に選択します。
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コンピュータを再起動します。
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Formsを起動すると、大きなフォントが表示されます。
Oracle E-Business Suiteの機能
プロファイル: Javaルック・アンド・フィールおよびJavaカラー・スキーム
Oracle E-Business Suiteの場合、Oracle Forms画面をOracle E-Business Suite Professionalユーザー・インタフェースまたは他のセルフサービス画面で実行するアクションによって起動できます。これらの画面を実行するために、Javaルック・アンド・フィールおよびJavaカラー・スキームのプロファイルの情報を使用してURLが生成されます。-
ルック・アンド・フィールを指定するには、Javaルック・アンド・フィール・プロファイルをgenericまたはoracleに設定します。
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Oracle Look and Feelを使用する場合は、Javaカラー・スキーム・プロファイルを次のように指定できます。teal、titanium、red、khaki、blue、oliveまたはpurple。
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Javaルック・アンド・フィールをgenericに設定した場合は、Javaカラー・スキーム・プロファイルは影響しません。
プロファイル: FND: Indicator Colors
Oracle E-Business Suiteではデフォルトで次のように表示されます。
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必須フィールドは黄色
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問合せ可能フィールドは、問合せ入力モードのときは異なる色で表示される
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入力不可のフィールド(読取り専用フィールド)はグレー
Oracle E-Business Suite Professionalユーザー・インタフェースを介してOracle Formsを実行するときに、これらの機能をオフにするには、プロファイルFND: Indicator ColorsをNoに設定します。
親トピック: Formsの実行とアクセシビリティ機能