2 Infrastructureソフトウェアのインストール
この項では、次の項目について説明します。
Oracle User Messaging Service (UMS)のインストールについて
Oracle User Messaging Service(UMS)は、ユーザーとアプリケーションの間での双方向通信を可能にします。UMSは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションの一部で、Oracle Fusion Middleware Infrastructureの標準インストール・トポロジの一部としてインストールされます。
UMSランタイム・コンポーネントは、構成ウィザード・テンプレートおよびOracle Fusion Middlewareスキーマで構成され、Oracle Fusion Middlewareスキーマは、リポジトリ作成ユーティリティを使用して、サポートされているデータベースにインストールされます。Oracle User Messaging Serviceの管理のOracle User Messaging Serviceの概要に関する項を参照してください。
Oracle JDeveloper 14cをインストールおよび使用することで、UMS機能を利用してアプリケーションを開発できます。『Oracle JDeveloperのインストール』を参照してください。
インストール・プログラムの起動
システムのJDKディレクトリからインストール・プログラムを起動します。
インストール・プログラムを開始するには、次のステップを実行します。
インストール・プログラムが開いたら、インストールを開始できます。 「インストール画面のナビゲート」で、各画面について説明します。
インストール画面への移動
インストーラにより、情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。
表2-1に、インストーラ画面が表示される順序を示します。インストーラ画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。
表2-1 インストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
LinuxまたはUnixオペレーティング・システムでは、このホスト上にOracle製品をインストールするのが初めての場合、この画面が開きます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。 『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracle中央インベントリについてに関する項を参照してください。 Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。 |
ようこそ |
情報を参照してすべての前提条件が満たされていることを確認し、「終了」をクリックします。 |
自動更新 |
自動更新をスキップする選択をするか、パッチを選択するか、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。 |
インストール場所 |
Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。 「表示」をクリックすると、インストール先のOracleホームが正しいことを確認できます。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 検証済のタスクのリストを表示するには、「正常なタスクの表示」を選択します。ログの詳細を表示するには、「ログの表示」を選択します。前提条件のチェックが失敗すると、エラー・メッセージが画面の下方に表示されます。エラーを修正し、「再実行」をクリックして再試行します。エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続けるには、「スキップ」をクリックします(非推奨)。 |
インストール・サマリー |
この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルには、入力したすべての情報が収集して格納され、後で(コマンドラインから)サイレント・インストールを実行するために使用できます。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
インストールの進行状況 |
この画面はインストールの進行状況を示します。 進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。 |
インストール完了 |
この画面には、「インストールの場所およびインストールされた機能セットが表示されます。情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。 |
インストールの確認
インストールの完了後、次のタスクを実行してインストールを検証します。
インストール・ログ・ファイルの確認
インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラに問題が発生していないことを確認します。
ログ・ファイルとその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。
ディレクトリ構造のチェック
インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。
インストール後に表示されるディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。
Oracleホームの内容の表示
Oracleホームの内容を、viewInventory
スクリプトを使用して表示できます。
『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。