2 リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
- RCUの入手
リポジトリ作成ユーティリティは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションで使用できます。 - RCUの起動
Oracle Fusion Middleware InfrastructureをインストールしてOracleホームを作成した後、ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動できます。 - スキーマの作成
ここに示す手順を実行して、データベースにスキーマを作成し、そのスキーマが適切にインストールされたことを確認します。 - ATP-SデータベースでのWebLogic Server用スキーマの作成
ここに示す手順を実行して、Autonomous Transaction Processing共有(ATP-S)データベースでWebLogic Serverのスキーマを作成し、正しくインストールされていることを確認します。 - スキーマの削除
ここに示す手順を実行して、データベースからスキーマを削除します。
RCUの入手
リポジトリ作成ユーティリティは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションで使用できます。
RCUのインストールおよび入手方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』のInfrastructureソフトウェアに関する項を参照してください。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
RCUの起動
Oracle Fusion Middleware InfrastructureをインストールしてOracleホームを作成した後、ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動できます。
ノート:
-
英語以外のデータベースを使用してRCUを実行している場合は、LANG、LC_ALLおよびNLS_LANGの言語環境変数を設定する必要があります。ご使用の環境に適した環境コマンドを使用します。
たとえば、
csh
を実行しているUNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように入力します。setenv LANG en_US.UTF8 setenv LC_ALL $LANG setenv NLS_LANG american_america
-
RCUを起動するために、JAVA_HOME環境変数を設定する必要はありません。ただし、特定のJDKを使用する必要がある場合は、JAVA_HOME環境変数が目的のシステム上の動作保証されたJDKの場所に設定されていることを確認してください。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムで、JDKが/home/Oracle/Java/
にある場合は、次のようにします。setenv JAVA_HOME /home/Oracle/Java/jdk17.0.12
この例に示したJDKの場所は、目的のシステム上の実際のJDKの場所に置き換えてください。
Linuxオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME/oracle_common/bin
./rcu
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\oracle_common\bin
rcu.bat
ノート:
Autonomous Transaction Processing - 共有データベースの場合、Oracle Data Integratorではスキーマ・ロードにRCUサイレント・モードのみがサポートされます。詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動」を参照してください。コマンド行インタフェース(CLI)の使用方法の詳細は、「コマンド行からのリポジトリ作成ユーティリティの実行」を参照してください。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
スキーマの作成
ここに示す手順を実行して、データベースにスキーマを作成し、そのスキーマが適切にインストールされたことを確認します。
ノート:
Oracle GoldenGateではRCUをサイレント・モードで実行する必要があるため、Autonomous Transaction Processingデータベース(Autonomous Transaction Processing - 専用とAutonomous Transaction Processing - 共有の両方)にOracle GoldenGate製品のスキーマを作成する場合、次の項は該当しません。ATPデータベースでのOracle GoldenGate用RCUのサイレント・モードでの実行を参照してください。
Autonomous Transaction Processing - 共有でWebLogic Serverのスキーマを作成するには、ATP-SデータベースでのWebLogic Serverのスキーマの作成およびATP-SデータベースでのOracle WebLogic Server用RCUのサイレント・モードでの実行を参照してください。
- 完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスの有効な認証資格証明を提示できる場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。 - スキーマ・バージョン番号の確認
データベースにスキーマが作成されると、RCUは、schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。 - 制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
SYSまたはSYSDBA権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスの有効な認証資格証明を提示できる場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。
ノート:
次のスキーマ作成ステップは、OAMおよびOracle Internet Directory (OID)を除くすべてのコンポーネントに適用されます。OAMおよびOIDについては、「完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーとしてのOracle Access ManagerおよびOracle Internet Directoryのスキーマの作成」を参照してください。画面の名前をクリックすると、その画面の詳細情報が表示されます。特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
表2-1 完全な権限を持つユーザー向けのスキーマ作成ステップ
画面 | 説明 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
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「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。 そのデータベースでの完全なSYSまたはSYSDBA権限を持たない場合は、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択し、「制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成」のスキーマ作成手順に従います。 Autonomous Transaction Processingデータベース(Autonomous Transaction Processing - 専用とAutonomous Transaction Processing - 共有の両方)では、スキーマを通常ユーザーとして作成する必要がありますが、データベースに対するSYSまたはSYSDBAの完全な権限がない場合は、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択する必要があります。 |
|
データベース接続の資格証明を指定します。 IBM DB2データベースにスキーマを作成する場合は、作成するスキーマごとにオペレーティング・システム・ユーザーを1つ作成しておく必要があることを忘れないでください。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 Autonomous Transaction Processingデータベース(Autonomous Transaction Processing - 専用とAutonomous Transaction Processing - 共有の両方)にスキーマを作成する場合、データベース・ユーザー・ロールを「通常」として選択すると、警告メッセージが表示されます。警告を無視して、スキーマの作成を続行できます。詳細は、「Autonomous Transaction Processingデータベースでスキーマを作成する際のトラブルシューティングのヒント」を参照してください。 |
|
スキーマを作成する対象のコンポーネントを選択し、グループ化のための接頭辞を指定します。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
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スキーマ所有者のパスワードを指定します。 この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
「カスタム変数」画面を使用して、追加の構成情報を指定します。 「カスタム変数」画面は、「コンポーネントの選択」画面で次に示すコンポーネントを1つ以上選択した場合にのみ表示されます。「コンポーネントの選択」画面では、コンポーネントを選択できます。ただし、そのコンポーネントはRCUを起動したOracleホームに含まれている必要があります。 |
|
この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 「次へ」をクリックすると、別のダイアログ・ウィンドウが開き、これらの表領域の作成を確認するように求められます。「OK」をクリックして先に進み、このダイアログ・ウィンドウを閉じます。 表領域作成の進行状況を示す2番目のダイアログ・ウィンドウが表示されます。表領域の作成後、「OK」をクリックしてこのウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
この画面の情報を確認し、「作成」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの作成を完了し、RCUを終了します。 |
- 完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーとしてのOracle Access ManagerおよびOracle Internet Directoryのスキーマの作成
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスのための有効な認証資格証明を提供できる場合は、次の手順に従ってOracle Access Manager (OAM)およびOracle Internet Directory (OID)のスキーマを作成します。
親トピック: スキーマの作成
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーとしてのOracle Access ManagerおよびOracle Internet Directoryのスキーマの作成
完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスのための有効な認証資格証明を提供できる場合は、次の手順に従ってOracle Access Manager (OAM)およびOracle Internet Directory (OID)のスキーマを作成します。
ノート:
IDMスキーマはEBRをサポートしていないため、スキーマの作成時にRCUを2回起動する必要があります。1回目にRCUを起動するときは、「データベース・タイプ」で「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」を選択し、EBR依存コンポーネント(STB、OPSS、IAU、IAU_Append、IAU_ViewerおよびWLS)をロードします。2回目にRCUを起動するときは、「データベース・タイプ」で「Oracle Database」を選択し、IDMスキーマをロードします
ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」データベース・タイプを使用して、エディションベースの再定義(EBR)をサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-2を参照してください。
ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「Oracle Database」データベース・タイプを使用して、エディションベースの再定義(EBR)をサポートしないOracle Fusion MiddlewareコンポーネントであるOAMおよびOIDのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-3を参照してください。
表2-2に、完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが、EBRをサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成する場合の画面および実行ステップを示します。
画面の名前をクリックすると、その画面の詳細情報が表示されます。特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
表2-2 完全な権限を持つユーザーとして、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成
画面 | 説明 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
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「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。 |
|
「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
スキーマを作成するには、EBRをサポートするコンポーネントのみを選択し、選択したスキーマをグループ化するための接頭辞を指定します。
ノート: コンポーネントOracle Access Manager (OAM)およびOracle Internet Directory (OID)では、EBRはサポートされていません。したがって、OAMのスキーマを作成する場合に「Oracle Access Manager」を選択しないでください。また、OIDのスキーマを作成する場合に「Oracle Internet Directory」を選択しないでください。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
スキーマ所有者のパスワードを指定します。 この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 「次へ」をクリックすると、別のダイアログ・ウィンドウが開き、これらの表領域の作成を確認するように求められます。「OK」をクリックして先に進み、このダイアログ・ウィンドウを閉じます。 表領域作成の進行状況を示す2番目のダイアログ・ウィンドウが表示されます。表領域の作成後、「OK」をクリックしてこのウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
この画面の情報を確認し、「作成」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの作成を完了し、RCUを終了します。 |
表2-3に、完全なSYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが、Oracle Fusion MiddlewareのOAMおよびOIDコンポーネントのスキーマを作成する場合の画面および実行ステップを示します。
表2-3 完全な権限を持つユーザーとして、OAMおよびOIDコンポーネントのスキーマを作成
画面 | 説明 |
---|---|
この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。 |
|
「Oracle Database」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
「既存の接頭辞の選択」を選択し、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成したときに指定した既存のスキーマ接頭辞を使用します。表2-2を参照してください。 OAMのスキーマを作成する場合は「Oracle Access Manager」を選択し、OIDのスキーマを作成する場合は「Oracle Internet Directory」を選択してください。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
スキーマ所有者のパスワードを指定します。 この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
この画面を使用して、作成するOAMまたはOIDスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 「次へ」をクリックすると、別のダイアログ・ウィンドウが開き、これらの表領域の作成を確認するように求められます。「OK」をクリックして先に進み、このダイアログ・ウィンドウを閉じます。 表領域作成の進行状況を示す2番目のダイアログ・ウィンドウが表示されます。表領域の作成後、「OK」をクリックしてこのウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
この画面の情報を確認し、「作成」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの作成を完了し、RCUを終了します。 |
スキーマ・バージョン番号の確認
データベースにスキーマが作成されると、RCUは、schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。
スキーマが適切にインストールされたかどうかを確認するには、SQL*Plusにサインインした後に次の問合せを実行します。
select comp_name, version from schema_version_registry;
comp_name
引数はコンポーネント名を取得し、 version
はバージョン番号を取得します。たとえば:
SQL> select comp_name, version from schema_version_registry; COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ Audit Service 14.1.2.0.0 Audit Service Append 14.1.2.0.0 Audit Service Viewer 14.1.2.0.0 COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ Metadata Services 14.1.2.0.0 Oracle Platform Security Services 14.1.2.0.0 Service Table 14.1.2.0.0 COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ WebLogic Services 14.1.2.0.0 7 rows selected.
親トピック: スキーマの作成
制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
SYSまたはSYSDBA権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。
ノート:
SYSDBA以外のユーザーを使用してPDBにスキーマを作成するには、RCUユーザーはRCUを実行する前に、共通ユーザーを作成してその共通ユーザーにDBAを付与する必要があります。DBA権限を持つローカル・ユーザーは正しく動作しません。
次のスキーマ作成ステップは、Oracle Access Manager (OAM)を除くすべてのコンポーネントに適用されます。OAMの場合は、「制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのOracle Access Managerのスキーマの作成」を参照してください。
表2-4 制限された権限を持つユーザー向けのスキーマ作成ステップ
画面 | 説明 |
---|---|
この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
|
データベース接続の資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 ノート: システム・ロードと製品ロードを別々に実行する方法は、OracleおよびOracle EBRデータベースでのみサポートされています。 |
|
スキーマを作成する対象のコンポーネントを選択し、グループ化のための接頭辞を指定します。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
「カスタム変数」画面を使用して、追加の構成情報を指定します。 「カスタム変数」画面は、「コンポーネントの選択」画面で次に示すコンポーネントを1つ以上選択した場合にのみ表示されます。「コンポーネントの選択」画面では、コンポーネントを選択できます。ただし、そのコンポーネントはRCUを起動したOracleホームに含まれている必要があります。 |
|
この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 |
|
この画面の情報を確認し、「生成」をクリックしてスクリプトの生成を開始します。 デフォルトで、スクリプトはシステムの一時ディレクトリ内の 生成されるスクリプトの名前は、 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スクリプトの生成を完了し、RCUを終了します。 |
|
N/A |
スクリプトが作成されたら、SYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが
|
N/A |
スクリプトの実行後は、RCUを再度実行し、製品ロード・フェーズを実行してスキーマ作成を完了します。 |
この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「製品ロードの実行」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
|
データベース接続の資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
ドロップダウン・リストから、この手順の前の方で指定した接頭辞を選択します。 その後、製品ロードの実行対象のコンポーネントを選択します。 |
|
スキーマ所有者のパスワードを指定します。 SQL*Plusで この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
「カスタム変数」画面を使用して、追加の構成情報を指定します。 「カスタム変数」画面は、「コンポーネントの選択」画面で次に示すコンポーネントを1つ以上選択した場合にのみ表示されます。「コンポーネントの選択」画面では、コンポーネントを選択できます。ただし、そのコンポーネントはRCUを起動したOracleホームに含まれている必要があります。 |
|
この画面の情報を確認し、「データ・ロード」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの作成を完了し、RCUを終了します。 |
|
N/A |
このオプションのステップは、DBA権限が必要な製品ロード・スクリプトを生成および実行する必要があるコンポーネントに対して必要です。製品ロード・フェーズの完了後、SYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが 次のステップは、Audit Services (
|
- 制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのOracle Access Managerのスキーマの作成
SYSまたはSYSDBA権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してOracle Access Manager (OAM)のスキーマを作成します。
親トピック: スキーマの作成
制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのOracle Access Managerのスキーマの作成
SYSまたはSYSDBA権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してOracle Access Manager (OAM)のスキーマを作成します。
ノート:
SYSDBA以外のユーザーを使用してPDBにスキーマを作成するには、RCUユーザーはRCUを実行する前に、DBA権限のない共通ユーザーを作成する必要があります。- システム・ロード・オブジェクトを問い合せる前に、次の権限をそのユーザーに付与します:
grant select_catalog_role to user; grant select any dictionary to user; grant create session to user; grant select on schema_version_registry to user;
ノート:
最後のコマンドを実行すると、「表またはビューが存在しません。」というエラー・メッセージが表示されることがあります。このメッセージは無視してかまいません。 ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を使用して、「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」データベース・タイプを使用して、エディションベースの再定義(EBR)をサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-5を参照してください。
ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を使用して、「Oracle Database」データベース・タイプおよび(エディションベースの再定義(EBR)をサポートするコンポーネントに使用したスキーマ接頭辞とは異なる)スキーマ接頭辞を使用して、エディションベースの再定義(EBR)をサポートしないOAMコンポーネントのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-6を参照してください。
- スクリプトが作成されたら、SYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが、次のようにしてステップ3とステップ5で生成された
script_systemLoad.sql
スクリプトを実行する必要があります:- SQL*Plusにサインインします。
- 次のコマンドを入力して、
script_systemLoad.sql
スクリプトを実行します(このスクリプトをユーザー指定の場所に保存した場合は、そのパスに置き換えます):@/tmp/RCUdate_timestamp_random_number/logs/script_systemLoad.sql
- スクリプトの実行中、ユーザーは作成される各スキーマのスキーマ・パスワードを設定するように求められます。求められたらパスワードを指定します。
スクリプトの実行が完了すると、システム・プロンプトに戻ります。
- SYSまたはSYSDBA権限での実行中、製品ロードを実行する前に次の権限をユーザーに付与します:
grant REGISTRYACCESS to user; grant STBROLE to user;
ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「製品ロードの実行」を使用して、「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」データベース・タイプ、およびステップ3でこれらのOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成したときに使用した同じ接頭辞で、EBRをサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-7を参照してください。
ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。./rcu
- 「製品ロードの実行」を使用して、「Oracle Database」データベース・タイプと、ステップ5でOAMのスキーマを作成したときと同じ接頭辞を使用して、OAMのスキーマを作成します。スキーマ作成ステップについては、表2-8を参照してください。
- 製品ロード・フェーズが完了したら、SYSまたはSYSDBA権限を持つユーザーが、次のようにしてステップ3とステップ5で生成された
script_postDataLoad.sql
を実行する必要があります:- SQL*Plusにサインインします。
- 次のコマンドを入力して、
script_postDataLoad.sql
スクリプトを実行します(このスクリプトをユーザー指定の場所に保存した場合は、そのパスに置き換えます):@/tmp/RCUdate_timestamp_random_number/logs/script_postDataLoad.sql
スクリプトの実行が完了すると、システム・プロンプトに戻ります。
表2-5に、制限されたデータベース権限を持つユーザーが、EBRをサポートするOracle Fusion Middlewareコンポーネントのスキーマを作成する場合の画面および実行ステップを示します。
表2-5 制限された権限を持つユーザーとして、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成
画面 | 説明 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
|
「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
スキーマを作成するには、EBRをサポートするコンポーネントのみ(「共通インフラストラクチャ・サービス」、「Oracle Platform Security Services」、「監査サービス」、「監査サービス・アペンド」、「監査サービス・ビューア」、「Metadata Services」および「WebLogicサービス」)を選択し、選択したスキーマをグループにまとめるための接頭辞を指定します。 ノート: Oracle Access Manager (OAM)コンポーネントはEBRをサポートしていません。したがって、OAMのスキーマを作成する場合は、「Oracle Access Manager」を選択しないでください。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 |
|
この画面の情報を確認し、「生成」をクリックしてスクリプトの生成を開始します。 デフォルトで、スクリプトはシステムの一時ディレクトリ内の 生成されるスクリプトの名前は、 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スクリプトの生成を完了し、RCUを終了します。 |
表2-6 制限された権限を持つユーザーとしてOAMのスキーマを作成
画面 | 説明 |
---|---|
この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
|
「Oracle Database」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
「新規接頭辞の作成」を選択し、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成したときに指定した接頭辞名とは異なる接頭辞名を指定します。 OAMのスキーマを作成するには、「Oracle Access Manager」を選択し、依存する必須コンポーネントである「共通インフラストラクチャ・サービス」および「WebLogicサービス」を選択します。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 |
|
この画面の情報を確認し、「生成」をクリックしてスクリプトの生成を開始します。 デフォルトで、スクリプトはシステムの一時ディレクトリ内の 生成されるスクリプトの名前は、 |
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この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スクリプトの生成を完了し、RCUを終了します。 |
表2-7 制限された権限を持つユーザーとして、EBR互換コンポーネントに使用した同じスキーマ接頭辞を使用して、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成
画面 | 説明 |
---|---|
この画面では、RCUが紹介されます。 |
|
「リポジトリの作成」を選択し、「製品ロードの実行」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
|
「Oracle Database (エディションベース再定義対応)」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
「既存の接頭辞の選択」を選択し、EBRをサポートするコンポーネントのスキーマを作成したときに指定した既存のスキーマ接頭辞を使用します。表2-5を参照してください。 スキーマを作成するには、EBRをサポートするコンポーネントのみ(「共通インフラストラクチャ・サービス」、「Oracle Platform Security Services」、「監査サービス」、「監査サービス・アペンド」、「監査サービス・ビューア」、「Metadata Services」および「WebLogicサービス」)を選択します。 ノート: Oracle Access Manager (OAM)コンポーネントはEBRをサポートしていません。したがって、OAMのスキーマを作成する場合は、「Oracle Access Manager」を選択しないでください。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
|
スキーマ所有者のパスワードを指定します。 SQL*Plusでscript_systemLoad.sql スクリプトを実行したときに入力したパスワードを指定してください。
この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
この画面の情報を確認し、「データ・ロード」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
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この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スクリプトの生成を完了し、RCUを終了します。 |
表2-8 制限された権限を持つユーザーとして、OAMに使用した同じスキーマ接頭辞を使用してOAMコンポーネントのスキーマを作成
画面 | 説明 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
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「リポジトリの作成」を選択し、「製品ロードの実行」を選択します。 これらの操作の詳細は、「システム・ロードおよび製品ロードについて」を参照してください。 |
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「Oracle Database」を選択し、他のデータベース接続資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
|
「既存の接頭辞の選択」を選択し、OAMコンポーネントのスキーマを作成したときに指定した既存のスキーマ接頭辞を使用します。表2-6を参照してください。 OAMのスキーマを作成するには、「Oracle Access Manager」を選択し、依存する必須コンポーネントである「共通インフラストラクチャ・サービス」および「WebLogicサービス」を選択します。 |
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スキーマ所有者のパスワードを指定します。 SQL*Plusでscript_systemLoad.sql スクリプトを実行したときに入力したパスワードを指定してください。
この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
|
この画面の情報を確認し、「データ・ロード」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
|
この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スクリプトの生成を完了し、RCUを終了します。 |
ATP-SデータベースでのWebLogic Server用スキーマの作成
ここに示す手順を実行して、Autonomous Transaction Processing - 共有データベースでWebLogic Serverのスキーマを作成し、正しくインストールされていることを確認します。
スキーマ作成の前提条件が完了していることを確認します。Autonomous Transaction Processingデータベースに接続するための設定を参照してください。
Autonomous Transaction Processing - 共有データベースでWebLogic Serverのスキーマをサイレント・モードで作成するには、ATP-SデータベースでのOracle WebLogic Server用RCUのサイレント・モードでの実行を参照してください。
- 完全なデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なデータベース権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスの有効な認証資格証明を提示できる場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。 - 制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なデータベース権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。 - スキーマ・バージョン番号の確認
データベースにスキーマが作成されると、RCUは、schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
完全なデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なデータベース権限を持つユーザーであり、データベース・アクセスの有効な認証資格証明を提示できる場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。
画面の名前をクリックすると、その画面の詳細情報が表示されます。特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
表2-9 完全な権限を持つユーザー向けのスキーマ作成ステップ
画面 | 説明 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
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「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。 |
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接続文字列の書式のみを使用して、データベース接続資格証明を指定します。Autonomous Transaction Processingデータベースに接続するための設定を参照してください。 資格証明を指定した後、「次」をクリックします。ユーザー権限の警告が表示されます。警告を無視して、スキーマの作成を続行できます。詳細は、「Autonomous Transaction Processingデータベースでスキーマを作成する際のトラブルシューティングのヒント」を参照してください。 |
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スキーマを作成する対象のコンポーネントを選択し、グループ化のための接頭辞を指定します。 インストールするコンポーネントの接頭辞とスキーマ名は忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要になります。これらの値はメモしておくことをお薦めします。 |
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スキーマ所有者のパスワードを指定します。 この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。 |
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この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。 ノート: 既存の接頭辞を使用してスキーマを作成した場合、 「次」をクリックすると、ユーザー権限の警告が表示されます。警告を無視して、スキーマの作成を続行できます。詳細は、「Autonomous Transaction Processingデータベースでスキーマを作成する際のトラブルシューティングのヒント」を参照してください。 確認ウィンドウで、「OK」をクリックして、これらの表領域の作成を確認します。表領域作成の進行状況表示できます。表領域の作成後、「次」をクリックして、次の画面に進みます。 |
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この画面の情報を確認し、「作成」をクリックしてスキーマの作成を開始します。 |
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この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの作成を完了し、RCUを終了します。 |
制限されたデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成
完全なデータベース権限を持たないユーザーの場合は、ここに示す手順を実行してスキーマを作成します。
スキーマを作成するには、制限されたデータベース権限を持つユーザーは、完全なデータベース権限を持つユーザーとしてのスキーマの作成のリポジトリの作成のステップを実行する必要があります
ノート:
完全なデータベース権限を持つユーザー以外のユーザーを使用してPDBにスキーマを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)ユーザーは、RCUを実行する前に、共通ユーザーを作成してその共通ユーザーにDBAを付与する必要があります。DBA権限を持つローカル・ユーザーは正しく動作しません。
スキーマ・バージョン番号の確認
データベースにスキーマが作成されると、RCUは、schema_version_registry
という表を作成して維持します。この表には、バージョン番号、コンポーネント名とID、作成日と変更日およびカスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれています。
スキーマが適切にインストールされたかどうかを確認するには、SQL*Plusにサインインした後に次の問合せを実行します。
select comp_name, version from schema_version_registry;
comp_name
引数はコンポーネント名を取得し、 version
はバージョン番号を取得します。たとえば:
SQL> select comp_name, version from schema_version_registry; COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ Audit Service 14.1.2.0.0 Audit Service Append 14.1.2.0.0 Audit Service Viewer 14.1.2.0.0 COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ Metadata Services 14.1.2.0.0 Oracle Platform Security Services 14.1.2.0.0 Service Table 14.1.2.0.0 COMP_NAME -------------------------------------------------------------------------------- VERSION ------------------------------ WebLogic Services 14.1.2.0.0 7 rows selected.
スキーマの削除
ここに示す手順を実行して、データベースからスキーマを削除します。
特定の画面の詳細情報を確認するには、その画面の名前をクリックします。特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
表2-10 スキーマの削除に関するRCU画面および説明
画面 | 手順および必要な操作 |
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この画面では、RCUが紹介されます。 |
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「リポジトリの削除」を選択します。 |
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データベース接続の資格証明を指定します。 資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。別のダイアログ・ウィンドウが開き、接続、およびデータベースの前提条件がチェックされます。エラーなしでデータベースのチェックをパスしたら、「OK」をクリックしてこのダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
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削除する接頭辞とスキーマを選択し、「次」をクリックします。 別のダイアログ・ウィンドウが開き、選択したスキーマの削除を確認するように求められます。「OK」をクリックしてこのウィンドウを閉じます。 2番目のダイアログ・ウィンドウが表示され、削除するスキーマの前提条件がチェックされます。前提条件のチェックが完了したら、「OK」をクリックしてこのウィンドウを閉じ、次の画面に進みます。 |
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「カスタム変数」画面は、「コンポーネントの選択」画面で次に示すコンポーネントを1つ以上選択した場合にのみ表示されます。「コンポーネントの選択」画面では、コンポーネントを選択できます。ただし、そのコンポーネントはRCUを起動したOracleホームに含まれている必要があります。 |
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画面上の情報を確認し、「削除」をクリックしてスキーマを削除します。 |
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ログ・ファイルの場所を確認し、「閉じる」をクリックして画面を閉じます。 |
- 共有表領域の削除について
複数のスキーマで共有されている表領域は削除されません。 - スキーマおよびデータファイルの削除(Windowsのみ)
RCUを使用してWindowsベースのデータベースからスキーマを削除して、削除したスキーマを再作成する場合は、スキーマの削除時に自動的に削除されなかったデータファイルを手動で削除する必要があります。
親トピック: リポジトリ作成ユーティリティの入手および実行
共有表領域の削除について
複数のスキーマで共有されている表領域は削除されません。
たとえば、Audit Servicesスキーマ(DEV_IAU
など)とMetadata Servicesスキーマ(DEV_MDS
など)を作成した場合は、両方のスキーマで一時表領域DEV_IAS_TEMP
が使用されます(「デフォルトの表領域マッピング」を参照)。
その後、DEV_IAU
スキーマを削除しても、DEV_IAS_TEMP
表領域はDEV_MDS
スキーマでも使用されているため、削除されません。
親トピック: スキーマの削除
スキーマおよびデータファイルの削除(Windowsのみ)
RCUを使用してWindowsベースのデータベースからスキーマを削除し、削除したスキーマを再作成する場合は、スキーマの削除時に自動的に削除されなかったデータファイルを手動で削除する必要があります。
スキーマを再作成する前に、DB_HOME\oradata
ディレクトリに移動し、残っているデータファイルを手動で削除します。
削除されたスキーマの再作成を試行する前に、このディレクトリに残っているデータファイルがないか確認することをお薦めします。
親トピック: スキーマの削除