5 Oracle User Messaging Serviceの監視
- Oracle User Messaging Serviceの監視
UMSのログとメトリックは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して監視できます。 - ログ・ファイルの表示
ログ・ファイルを表示できます。 - メトリックおよび統計の表示
アプリケーションのパフォーマンスは、メトリックおよび統計に反映されます。
Oracle User Messaging Serviceの監視
UMSのログとメトリックは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して監視できます。
UMSを監視するには:
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Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールに管理者としてログインします。
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「ユーザー・メッセージング・サービス」フォルダを開きます。ユーザー・メッセージング・サーバーと、ユーザー・メッセージング・ドライバのリストが表示されます。
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目的のサーバーまたはドライバを選択します。
ドライバを選択すると、そのドライバの状態とパフォーマンスを示すクイック統計が表示されます。
サーバーを選択すると、クイック統計に加えて、関連ドライバのリストが表示されます。いずれかのドライバを選択してその統計を表示したり、「ドライバの構成」アイコンをクリックしてドライバを構成できます。ドライバの構成の詳細は、Oracle User Messaging Serviceの構成を参照してください。
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サーバーに対して一連のアクションを実行できます。サーバーを右クリックして、任意のアクションを選択します。表5-1に、選択項目とその結果のアクションを示します。
表5-1 サーバーの選択項目とアクション
選択肢 アクション ホーム
ホーム・ページに、選択したドライバのクイック統計が表示されます。
コントロール
ドライバを起動または停止します。
ログ
選択したドライバのメッセージ・ログを表示および構成します。
パフォーマンス・サマリー
カスタマイズ可能なメトリック・ページにパフォーマンス統計が表示されます。このページを使用して、このドライバの統計を表示します。このページをカスタマイズするには、「メトリック・パレット」を使用します。「メトリック・パレット」を使用すると、最も重要な情報のみが表示されるように、使用可能なすべてのメトリックから選択できるようになります。
メッセージ・ステータス
送受信したメッセージの配信ステータスを確認し、選択したメッセージを再送信します。検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をフィルタ処理できます。一部のフィールドは、各種の相補演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。
メッセージング・クライアント・アプリケーション
UMSに登録したメッセージング・クライアント・アプリケーションは、そのアプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、手動で登録解除できます。
サーバー・プロパティ
メッセージ保管方法およびメッセージ・フィルタ作成用のビジネス条件を構成します。詳細は、Oracle User Messaging Serviceの構成を参照してください。
システムMBeanブラウザ
システムMBeanブラウザとその構成の設定。
ターゲット情報
「ターゲット情報」には、選択したドライバのバージョン、ミドルウェア・ホーム、ドメイン・ホーム、ホストおよびデプロイの詳細が表示されます。
メッセージ・ステータスの使用
送受信されたメッセージの配信ステータスの確認、メッセージの削除および選択したメッセージの再送信を行えます。
メッセージ・ステータスの確認
メッセージ・ステータスを確認するには、次のタスクを実行します。
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ナビゲーション・ツリーで、サーバー・ページに移動します。サーバー・ページで、ページの上部に表示されるドロップダウン・リストから「メッセージ・ステータス」を選択します。
「メッセージ・ステータス」ページが表示されます。
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「検索」をクリックして、デフォルトの基準を使用してメッセージを検索します。検索結果のメッセージのリストが返されます。
検索のカスタマイズ
検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をカスタマイズできます。一部のフィールドは、各種の補足的な演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。検索をカスタマイズするには、次のタスクを実行します。
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「フィールドの追加」をクリックします。
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検索対象のフィールドを選択します。
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演算子を選択し、必要に応じて変数を指定します。
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検索をクリックします。カスタマイズした検索が実行され、結果が返されます。
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メッセージを再送信する場合は、リストのメッセージを選択して「再送信」をクリックします。
メッセージの削除
選択したメッセージを削除できます。また、特定の日付よりも古いメッセージをすべて削除するオプションを設定し、メッセージを一括削除することもできます。
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選択したメッセージを削除するには、リストでメッセージを選択して「選択項目の削除」をクリックします。
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特定の日付よりも古いメッセージをすべて削除するには、「オプションを指定して削除」をクリックします。表示されるポップアップ・ウィンドウで、7日よりも前の日付を指定し、「OK」をクリックします。指定した日付よりも前のメッセージがすべて削除されます。
ノート:
EM UIの日付機能を使用してメッセージを削除する場合、削除するメッセージの数が2000個以下であることを必ず確認してください。削除するメッセージが2000個を超える場合、次のエラー・メッセージが表示されます。
指定したオプションでは、2000件を超えるメッセージが削除されます。問合せを絞り込んで再試行してください。
2000個を超えるメッセージを削除するには、Oracle DatabaseのDBパージ・スクリプトを使用する必要があります。
メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録解除
メッセージング・クライアント・アプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、そのアプリケーションを手動で登録解除できます。メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録を解除するには、次のタスクを実行します。
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ナビゲーション・ツリーでターゲットを右クリックし、「メッセージング・クライアント・アプリケーション」を選択します。「メッセージング・クライアント・アプリケーション」ページが表示されます。
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登録解除するメッセージを選択し、「登録解除」をクリックします。
確認を求める確認ボックスが表示されます。選択内容を確認します。
ログ・ファイルの表示
ログ・ファイルを表示できます。
ログ・ファイルを表示するには:
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ログ情報を表示するドライバ(またはサーバー)を右クリックして、「ログ」→「ログ・ファイルの表示」の順に選択します。
「ログ・メッセージ」ページが表示されます。
このページを使用して、ドライバ(またはサーバー)に関するログ情報を問い合せます。フィールドとリストを使用して問合せをカスタマイズします。
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検索条件を入力した後、「ログ・ファイル」をクリックします。「ログ・ファイル」ページが表示されます。
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ログ情報を表示したり、ログをダウンロードします。
ロギングの構成
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、ログ・レベルを構成します。
各ログ出力に対して、通知レベルを設定します。
親トピック: ログ・ファイルの表示