5 ノード・マネージャのチュートリアル
この章には次の項が含まれます:
- 新しいドメインでのノード・マネージャの作成
Fusion Middleware構成ウィザードを使用して新しいドメインでノード・マネージャを作成および構成します。 - ノード・マネージャの起動
WebLogicドメイン環境内でノード・マネージャを起動するには、Windowsの場合はstartNodeManager.cmd
コマンド、UNIXの場合はstartNodeManager.sh
コマンドを使用します。 - ノード・マネージャを使用した管理対象サーバーの起動
WebLogicリモート・コンソールを使用して、ノード・マネージャが実行中であることを確認し、ドメインの管理対象サーバーを起動します。
新しいドメインでのノード・マネージャの作成
Fusion Middleware構成ウィザードを使用して新しいドメインでノード・マネージャを作成および構成します。
ドメインごとの、Javaベースのノード・マネージャのインスタンスを新しいドメインに作成するには、次のステップを実行します。
- 構成ウィザードを起動します。
- コマンド・ウィンドウで、
ORACLE_HOME/
oracle_common/common/bin
ディレクトリに移動します。ORACLE_HOME
は、Oracle WebLogic Serverのインストール時にOracleホームとして指定したディレクトリを表します。 - Windowsの場合は
config.cmd
コマンド、UNIXの場合はconfig.sh
コマンドを実行します。
- コマンド・ウィンドウで、
- 構成ウィザードを使用して新しい、基本的なドメインを作成します。
- 「ドメインの作成」画面で、「新規ドメインの作成」を選択し、ドメイン・ディレクトリの場所を選択します。これが
DOMAIN_HOME
ディレクトリとなります。「次へ」をクリックします。 - 「テンプレート」画面では、デフォルト値である「製品テンプレートを使用してドメインを作成」をそのままにします。「次へ」をクリックします。
- 「管理者アカウント」画面で、Oracle WebLogic Server管理者の資格証明を入力します。「次へ」をクリックします。
- 「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、「ドメイン・モード」と「JDK」をデフォルト値のままにします。「次へ」をクリックします。
- 「ドメインの作成」画面で、「新規ドメインの作成」を選択し、ドメイン・ディレクトリの場所を選択します。これが
- ノード・マネージャ・インスタンス、管理対象サーバーおよびマシンをドメイン内に作成します。
- 「拡張構成」画面で、「ノード・マネージャ」および「トポロジ」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。
- 「ノード・マネージャ」画面では、「ノード・マネージャ・タイプ」をデフォルト値である「ドメインごとのデフォルトの場所」のままにして、ノード・マネージャ管理者の資格証明を入力します。「次へ」をクリックします。
- 「管理対象サーバー」画面で、「追加」をクリックします。デフォルトのサーバー名、リスニング・アドレスおよびリスニング・ポート(7003)をそのままにします。「次へ」をクリックします。
- 「クラスタ」画面で、「次へ」をクリックします。
- 「マシン」画面で、「追加」をクリックします。デフォルトのマシン名、ノード・マネージャ・リスニング・アドレスおよびノード・マネージャ・リスニング・ポートをそのままにします。「次へ」をクリックします。
- 管理サーバーと管理対象サーバーをマシンに割り当てます。
- 「サーバーのマシンへの割当」画面の左側の列で、管理サーバーと管理対象サーバーを選択します。
- 右矢印ボタンを使用して、管理サーバーと管理対象サーバーを右側の列にあるマシンに割り当てます。
- 「次へ」をクリックします。
- ドメインの構成を完了します。
- 「構成のサマリー」画面で、構成を確認して「作成」をクリックします。
- 構成プロセス画面に、ドメインが正常に作成されたというメッセージが表示されたら、「次へ」をクリックします。
- 「構成に成功しました」画面で、「管理サーバーの起動」を選択してドメインを起動します。「終了」をクリックします。
親トピック: ノード・マネージャのチュートリアル
ノード・マネージャの起動
WebLogicドメイン環境内でノード・マネージャを起動するには、Windowsの場合はstartNodeManager.cmd
コマンド、UNIXの場合はstartNodeManager.sh
コマンドを使用します。
ドメイン内のノード・マネージャを起動するには、次のステップを実行します。
親トピック: ノード・マネージャのチュートリアル
ノード・マネージャを使用した管理対象サーバーの起動
WebLogicリモート・コンソールを使用して、ノード・マネージャが実行中であることを確認し、ドメインの管理対象サーバーを起動します。
ノード・マネージャを使用してドメイン内の管理対象サーバーを起動するには、次のステップを実行します。
- WebLogicリモート・コンソールを起動します:
- 管理サーバーが実行されていることを確認します。
構成ウィザードで「管理サーバーの起動」オプションを選択した場合は、管理サーバーが実行中となっているはずです。
管理サーバーが実行中ではない場合は、
DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動して、Windowsの場合はstartWebLogic.cmd
コマンド、UNIXの場合はstartWebLogic.sh
コマンドを実行します。 - 管理サーバーに接続します。詳細は、Oracle WebLogicリモート・コンソール・オンライン・ヘルプの管理サーバーへの接続に関する項を参照してください。
- 管理サーバーが実行されていることを確認します。
- ノード・マネージャが稼働していることを確認します。
- リモート・コンソールのモニタリング・ツリーで、「環境」、「ノード・マネージャ・ログ」の順に移動します。
- 「マシン」の表で、マシンの名前を選択します。
- ノード・マネージャが実行中の場合は、「アクセス可能」が
true
となります。
ノート:
WebLogicリモート・コンソールでノード・マネージャ設定を構成するには、「ツリーの編集」で、「環境」、「マシン」の順に移動します。myMachine、「ノード・マネージャ」の順に選択します。 - リモート・コンソールのモニタリング・ツリーで、「環境」、「サーバー」の順に移動します。
- 「サーバー」の表で、管理対象サーバーの横のチェック・ボックスを選択します。
- 「起動」をクリックします。
選択されたサーバー・インスタンスがノード・マネージャによって起動されることを確認するメッセージが表示されます。WebLogicリモート・コンソール・ページをリフレッシュすると、管理対象サーバーの状態が
SHUTDOWN
からRUNNING
に変化します。これで、管理対象サーバーがドメイン内で実行されている状態になりました。
親トピック: ノード・マネージャのチュートリアル