はじめに

このドキュメントでは、WebLogic Diagnostic Framework (WLDF)によるモニター・サービスと診断サービスを構成および使用する方法について説明します。

対象読者

WLDFは、WebLogic Serverインスタンスおよびクラスタを実行する際の問題点や、それらにデプロイされているアプリケーションにおける問題点をモニターし、診断するための機能を提供します。したがって、このドキュメント内の情報は、システム管理者とアプリケーション開発者の双方を対象としています。また、WLDFをサポートおよび拡張するツールを構築するサード・パーティのツール開発者向けの情報も記載しています。

読者は、Webテクノロジ、およびWebLogic Serverがインストールされているオペレーティング・システムとプラットフォームに精通していることが前提となっています。

関連ドキュメント

  • 『Oracle WebLogic Serverログ・ファイルの構成とログ・メッセージのフィルタ処理』では、WLDFロギング・サービスを使用してサーバー、サブシステムおよびアプリケーション・イベントをモニターする方法を説明します。

  • WLDFシステム・リソース記述子はweblogic-diagnostics.xsdスキーマに準拠しています。このスキーマは、http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-diagnostics/2.0/weblogic-diagnostics.xsdで参照できます。

サンプルとチュートリアル

様々なコード例とチュートリアルが用意されています。これらのコード例とチュートリアルでは、WebLogic Serverの構成とAPIの使用、および主要な開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードを参照してください。

ダウンロード可能なWLDFサンプル

その他のWLDFサンプルは、http://www.oracle.com/technetwork/indexes/samplecode/index.htmlからダウンロードできます。これらのサンプルは、既存WebLogic Serverサンプル・ディレクトリ構成に展開できる.zipファイルとして配布されています。これらのサンプルには、Oracleが認定したもののほかに、開発協力者から提示されたサンプルもあります。

WebLogic Serverの新機能および変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、Oracle WebLogic Serverの新機能を参照してください。

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。