アクション・タイプ

タスクのルーティング方法をタスク・サービスに指示するために、ルールでは多数のタスク・アクションの1つを指定できます。この指定は、ルール・セッションにアサートされたTaskActionファクトを更新することによって実行されます。ただし、ルールでTaskActionファクトを直接更新することはできません。かわりに、アクションRL関数の1つをコールし、TaskActionファクトをパラメータとして渡す必要があります。これらの関数によって、ファクトへの実際の更新が処理されます。たとえば、先に進むアクションを指定するには、call GO_FORWARD(TaskAction)をルールのアクション部分に追加する必要があります。

ステート・マシン・ルーティング・ルールが評価されるたびに、ルールは表29-13に記載されているアクションの1つを実行します。

表29-13 ビジネス・ルールのアクション

アクション 説明 パラメータ

GO_FORWARD

ルーティング・スリップの次の参加者に進みます(デフォルト動作)。

なし

PUSHBACK

ルーティング・スリップの前の参加者(直前にタスクの結果を設定した前の参加者)に戻ります。

ノート: プッシュバックは、グループ投票ではなく単一承認者で機能するように設計されています。グループ投票(またはパラレル)シナリオを含むステージから別ステージへのプッシュバックは、許可されません。同様に、単一の割当て先からグループ投票(またはパラレル)シナリオにプッシュバックすることもできません。

なし

GOTO

ルーティング・スリップでの特定の参加者に進みます。

participant'

タスクをルーティングする参加者のラベルを識別する文字列です(Approver1など)。

COMPLETE

ルーティングを終了し、タスクを完了します。タスクが完了としてマークされ、ルーティングがさらに要求されることはありません。

なし

ESCALATE

タスク・エスカレーション・ポリシーに従って(通常は現在の割当て先のマネージャに)タスクをエスカレートし、再割当てします。

なし