サービス・バインディング・コンポーネントの追加方法

ノート:

この項では、サービス・バインディング・コンポーネントを手動で作成する方法を説明します。また、サービス・コンポーネントを作成するときに、「SOAPサービスとして公開」を選択すると、サービス・バインディング・コンポーネントを自動的に作成できます。これを選択すると、BPELプロセス、ヒューマン・タスク・サービスまたはOracle Mediatorサービス・コンポーネントに自動的に接続されるインバウンドWebサービス・バインディング・コンポーネントが作成されます。

SOAコンポジット・エディタの「コンポーネント」ウィンドウを使用して、バインディング・コンポーネントをコンポジットにドラッグ・アンド・ドロップできます。

サービス・バインディング・コンポーネントを追加するには:

  1. 「コンポーネント」ウィンドウで、「SOAP」Webサービスを左側「公開されたサービス」スイムレーンにドラッグして、サービス・インタフェースを定義します。

    図2-5に、デザイナに追加されるSOAP Webサービスを示します。

    図2-5 コンポジットへのSOAP Webサービスの追加

    図2-5の説明が続きます
    「図2-5 コンポジットへのSOAP Webサービスの追加」の説明

    選択したサービスに固有のダイアログが表示されます。表2-6は、使用可能なエディタを示しています。

    表2-6 サービス・エディタ

    ドラッグするサービス 起動する対象

    SOAP

    「Webサービスの作成」ダイアログが起動し、Web呼出しサービスを作成できます。

    アダプタ

    アダプタ構成ウィザードが起動し、データベース表、データベース・キュー、ファイル・システム、FTPサーバー、Java Message Services (JMS)、IBM WebSphere MQ、Oracle User Messaging Service、Oracle BAM 11gサーバー、LDAPサーバー、Coherenceキャッシュ、ソケット、クラウド・アダプタまたはOracle E-Business Suiteアプリケーション、JDE WorldアプリケーションやSAPアプリケーションとサービスを統合できます。

    ADF-BC

    「ADF-BCサービスの作成」ダイアログが起動し、サービス・データ・オブジェクト(SDO)呼出しサービスを作成できます。

    B2B

    「B2B構成」ウィザードによって、ドキュメント定義の選択手順が示されます。

    Healthcare

    「Healthcare構成」ウィザードによって、ヘルスケア・システムとの統合手順が示されます。

    EJB

    「EJBサービスの作成」が起動し、SDOパラメータまたはJavaインタフェースをEnterprise JavaBeansで使用するためのEnterprise JavaBeansサービスを作成できます。

    HTTP

    HTTPバインディングの作成ウィザードが起動し、HTTPバインディングを作成できます。このウィザードを使用すると、HTTPのPOSTおよびGET操作からSOAコンポジット・アプリケーションを起動できます。

    直接

    「直接バインディング・サービスの作成」ダイアログが起動し、インバウンド方向で、SOAコンポジット・アプリケーションを起動し、Remote Method Invocation (RMI)を介してメッセージを交換できます。

    REST

    REST操作をサービス・バインディング・コンポーネントや参照バインディング・コンポーネントとして統合するための「RESTバインディングの作成」ダイアログ

    MFT

    MFT構成ウィザードによって、MFTのソースやターゲットを作成できます。

  2. サービスの設定値を構成します。サービス・エディタに関するヘルプは、「ヘルプ」をクリックするか、[F1]を押してください。Webサービスを追加する場合は、使用するWSDLファイルを選択する必要があります。詳細は、「Webサービスのインタフェース(WSDL)の定義方法」を参照してください。
  3. 「終了」をクリックします。

    図2-6は、OrderProcessor BPELプロセス用のorderprocessor_client_epサービスを作成するためにデータが入力された「Webサービス」ダイアログを示しています。

    図2-6 「Webサービスの作成」ダイアログ

    図2-6の説明が続きます
    「図2-6 「Webサービスの作成」ダイアログ」の説明
  4. 「OK」をクリックします。

    サービス・バインディング・コンポーネントが左側のスイムレーンに表示されます。図2-7に、composite_nameファイルに追加されたorderprocessor_client_ep serviceバインディング・コンポーネントを示します(この例では、OrderBookingCompositeという名前です)。

    図2-7 コンポジット内のWebサービス

    図2-7の説明が続きます
    「図2-7 コンポジット内のWebサービス」の説明
  5. 「ファイル」メイン・メニューから「すべて保存」を選択します。