Webサービスのインタフェース(WSDL)の定義方法

「サービス・バインディング・コンポーネントの追加方法」で説明しているように、Webサービスは、SOAコンポジット・アプリケーションに追加できるバインディング・コンポーネントの一種です。Webサービスのインタフェース(WSDL)ファイルを定義する必要があります。

Webサービスのインタフェース(WSDL)を定義するには:

  1. 「テクノロジ」セクションから、「SOAP」Webサービスを左側「公開されたサービス」スイムレーンにドラッグします。

    図2-6に示す「Webサービスの作成」ダイアログが表示されます。

  2. 表2-7に記載されている詳細を入力します。

    表2-7 「Webサービスの作成」ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    名前

    サービスの名前を入力します。

    タイプ

    Webサービスに対してタイプ(メッセージの方向)を選択します。Webサービスを左側のスイムレーンにドラッグしているため、「サービス」タイプが正しい選択であり、デフォルトでこのタイプが表示されます。

    • サービス(デフォルト)

      SOAコンポジット・アプリケーションへのエントリ・ポイントを提供するWebサービスを作成します。

    • 参照

      外部にある外部サービスへのアクセスを提供するWebサービスを作成します。

    この例では、SOAコンポジット・アプリケーションへのエントリ・ポイントの作成方法を説明しているため、「サービス」が選択されています。

  3. サービスに対するWSDLファイルを選択します。選択には3種類の方法があります。
  4. 「入力」表の上の「追加」アイコンをクリックすると、新規WSDLメッセージ・パートを追加するための「メッセージ・パートの追加」ダイアログが表示されます。WSDLファイルに複数のメッセージが含まれる場合、それぞれに1つのメッセージ・パートを追加できます。メッセージ・パートに対して、XMLスキーマの単純型、プロジェクトのスキーマ・ファイルおよびプロジェクトのWSDLファイルを選択できます。

    詳細は、「ヘルプ」をクリックします。

  5. 「OK」をクリックして「Webサービスの作成」ダイアログに戻ります。
  6. 表2-8で説明する追加フィールドに注意してください。

    表2-8 「Webサービスの作成」ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    ポート・タイプ

    ポート・タイプが表示されます。

    コールバック・ポート・タイプ

    無効。WSDLファイルが同期サービス用であるためです。このフィールドは非同期サービスの場合に有効になります。

  7. 「OK」をクリックします。
  8. 「ファイル」メイン・メニューから、「すべて保存」を選択します。

    ノート:

    • ソース・ビューでWSDLファイルのWSDLの場所を手動で更新しないでください。この操作はサポートされていません。サポートされているのは、設計ビューでの更新のみです。

    • WSDLネームスペースは一意にする必要があります。単にWSDLをコピーして名前変更しないでください。ネームスペースも必ず変更してください。