割当て先が複数存在するタスクの割当てルール
タスクに複数の割当て先がある場合、割当てルールはタスクに対して評価されず、タスクは自動的にルーティングされません。これは、タスクの割当て先ごとに割当てルールを定義できるため、タスクに対して実行するアクションに競合が発生する可能性があるためです。割当てルールによってルーティングされるのは、単一のユーザーに排他的に割り当てられたタスクのみです。
たとえば、次の順序を考えてみましょう。
- ユーザー
cdickens
に対して、割当て済のすべてのリクエストをユーザーjstein
に再度割り当てるルールを作成します。 - ユーザー
jcooper
は、割当て済のタスクをcdickens
とcdoyle
に再度割り当てます。 - ユーザー
cdickens
がタスクを申告すると、そのタスクがこの人達の受信ボックスに表示されます。
タスクは、jstein
には自動的に再割当てされません。ユーザーjcooper
が、複数のユーザー(cdickens
とcdoyle
)ではなく、cdickens
のみにタスクを明示的に再度割り当てた場合は、cdickens
に対して設定された割当てルールに従ってタスクがjstein
にルーティングされます。