ファイル/FTPアダプタのアタッチメント・オプション

このユースケースでは、アダプタがバイナリ・データをデータベース・ストアにストリームし、サービス・エンジン(Oracle BPEL Process ManagerまたはOracle Mediator)にhrefを公開します。表52-6に詳細を示します。

表52-6 機能

機能 説明

セキュリティ

なし。

フィルタ/トランスフォーメーション/割当て

アタッチメントのフィルタおよびトランスフォーメーションはサポートされていません。

ファンアウト

サポートされています。

バインディング

アダプタが非XMLをデータベースにバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)としてストリームし、そのキーをサービス・エンジンに渡します。

Oracle BPEL Process Manager/Oracle Mediator

サポートされています。

チューニング

  • Oracle SOA Suiteスキーマのデータベース表領域を拡張します。

  • メッセージ処理の完了後にアタッチメントを削除します。

ドキュメント

『テクノロジ・アダプタの理解』を参照してください。

アウトバウンド・ファイル・アダプタを使用したアタッチメントの書込み

次の例は、ファイル・アダプタを使用してアタッチメントをディスクに書き込むことができるサンプル・スキーマを示しています。

<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?>
<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
            xmlns="http://xmlns.oracle.com/attachment"
            targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/attachment"
            elementFormDefault="qualified">
            <xsd:element name="attach">
              <xsd:complexType>
                 <xsd:attribute name="href" type="xsd:string"/>
              </xsd:complexType>
  </xsd:element>
</xsd:schema>

フローでOracle Mediatorを使用する場合は、Oracle Mediatorのassignを使用して、ソース(Oracle Mediator)のアタッチメント・パートをターゲット(ファイル・アダプタ)にマップします。

Oracle BPEL Process Managerを使用すると、アタッチメントがデハイドレーション・ストアに書き込まれ、処理速度が低下します。

ora:doStreamingTranslate XPath関数を使用したアタッチメントの変換

ora:doStreamingTranslate XPath関数の使用は、Oracle BPEL Process ManagerまたはOracle Mediatorサービス・コンポーネント内でアタッチメントを変換する場合にのみお薦めします。この関数は、アタッチメントの場所がサーバー上の相対パスで指定されることを想定しています。また、受信アタッチメント・ストリームを変換できません。

この関数の詳細は、「doStreamingTranslate」を参照してください。