順次ルーティング・ルールの基本原則
メディエータは、次の原則に基づいて順次ルーティング・ルールを処理します。
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                     メディエータは、ルーティングを評価し、結果の処理を順次実行します。順次ルーティングは、コール元と同じスレッドとトランザクションで評価されます。 
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                     メディエータは常に、受信メッセージを処理しているスレッドを介して伝播されたグローバル・トランザクションにメディエータ自体を登録します。たとえば、インバウンドJCAアダプタがメディエータを起動すると、そのメディエータは、JCAアダプタが開始したトランザクションにメディエータ自体を登録します。 
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                     メディエータは、順次ルーティング・ルールの実行中に、ターゲット・コンポーネントと同じスレッドを介してトランザクションを伝播します。 
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                     外部エンティティによって伝播されたトランザクションを、メディエータがコミットまたはロールバックすることはありません。 
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                     メディエータがトランザクションを管理するのは、スレッド起動メディエータにアクティブなトランザクションが存在していない場合のみです。たとえば、メディエータがインバウンドSOAPサービスから起動された場合、そのメディエータはトランザクションを開始し、成功および失敗に応じてトランザクションをコミットまたはロールバックします。