invokeアクティビティ、receiveアクティビティ、replyアクティビティおよびOnMessageブランチでアサート条件を作成する手順は、次のとおりです。

  1. SOAコンポジット・エディタで、BPELプロセス・サービス・コンポーネントをダブルクリックします。

  2. 「コンポーネント」ウィンドウで、「BPELコンストラクト」を展開します。

  3. receiveアクティビティ、invokeアクティビティ、pickアクティビティまたはor scopeアクティビティをデザイナにドラッグします。

  4. receiveアクティビティ、invokeアクティビティ、またはpickアクティビティまたはscopeアクティビティのonMessageブランチを開きます。

  5. 「アサーション」タブをクリックします。

  6. BPEL 2.0プロジェクトに対してアサーションを作成する場合は、次のタスクを実行します。それ以外の場合は、ステップ6に進みます。

    1. 条件を実行するタイミングを選択します。表12-9に詳細を示します。

      表12-9 アサーション条件のタブ

      作成対象 選択対象

      アサート前条件

      「アサート前」タブ

      アサート後条件

      「アサート後」タブ

    2. 図12-41に示すように、「追加」アイコンをクリックします。

      図12-41 BPEL 2.0における「アサーション」タブの「追加」アイコン

      図12-41の説明が続きます
      「図12-41 BPEL 2.0における「アサーション」タブの「追加」アイコン」の説明

    「Assert」ダイアログが表示されます。

  7. BPEL 1.1プロジェクトに対してアサーションを作成する場合は、次のタスクを実行します。

    1. 図12-42に示すように、「追加」アイコンをクリックします。

      図12-42 BPEL 1.1における「アサーション」タブの「追加」アイコン

      図12-42の説明が続きます
      「図12-42 BPEL 1.1における「アサーション」タブの「追加」アイコン」の説明
    2. 条件を実行するタイミングを選択します。表12-10に詳細を示します。

      表12-10 条件実行のオプション

      要素 説明

      アサート前

      選択すると、invokeアクティビティまたはreplyアクティビティがアウトバウンド・メッセージを送信する前に条件が実行されます。

      ノート: フォルト・ポリシーではpreAssert条件からスローされたフォルトは処理されません。postAssert条件からスローされたフォルトのみがサポートされています。フォルト・ポリシーの詳細は、「フォルト管理フレームワークを使用したフォルトの処理」を参照してください。

      アサート後

      選択すると、invokeアクティビティ、receiveアクティビティまたはonMessageブランチがインバウンド・メッセージを受信した後に条件が実行されます。

      選択内容に基づいて、「アサート前」または「アサート後」ダイアログが表示されます。

  8. 図12-43に示すように、アサーション条件に値を指定します。この例では、BPEL 2.0プロジェクトのreceiveアクティビティのアサーション条件に「アサート後」が選択されています。

    1. 「検索」アイコンをクリックして「フォルト・チューザ」ダイアログから既存のフォルトを選択し、スローする「フォルトQName」を選択します。フォルトの「ネームスペースURI」および「ローカル・パート」フィールドに、独自の値を指定することもできます。「フォルトQName」の指定を省略した場合は、bpelx:assertFailureフォルトがスローされます。

    図12-43 アサーション条件の値

    図12-43の説明が続きます
    「図12-43 アサーション条件の値」の説明
  9. 完了後に「OK」をクリックして、アクティビティの「アサーション」タブに戻ります。図12-44に示すように、完成したアサーション条件が表示されます。

    図12-44 「アサーション」タブとそのデータ

    図12-44の説明が続きます
    「図12-44 「アサーション」タブとそのデータ」の説明
  10. 「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。