SOAアプリケーションおよびプロジェクトの作成
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Oracle JDeveloper Studio Editionを起動します。
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Oracle JDeveloperを初めて実行する場合は、Java JDKの場所およびOracle JDeveloperを実行するユーザー・ロールを指定します。JDKのバージョンは、1.7.0_15以上である必要があります。
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次のいずれかの方法でSOAアプリケーションを作成します:
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「ファイル」メイン・メニューから次の手順を実行します。
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「新規」→「アプリケーション」を選択します。
別のアプリケーション・コンポジットの作成を選択できる「新規ギャラリ」が開きます。
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「カテゴリ」ツリーで、「全般」→「アプリケーション」を選択します。
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「項目」ペインで「SOAアプリケーション」を選択し、「OK」をクリックします。
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「アプリケーション」メイン・メニューから次の手順を実行します。
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「新規」を選択します。
別のアプリケーション・コンポジットの作成を選択できる「新規ギャラリ」が開きます。
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「カテゴリ」ツリーで、「全般」→「アプリケーション」を選択します。
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「項目」ペインで「SOAアプリケーション」を選択し、「OK」をクリックします。
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「アプリケーション」ウィンドウの「アプリケーション」メニューから次の手順を実行します:
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左上にある「アプリケーション」ウィンドウで、「アプリケーション」ドロップダウン・リストから「新規アプリケーション」を選択します。
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「アプリケーションの名前付け」ページで、必要に応じて、アプリケーションの名前と場所を変更できます。このアプリケーションが最初のアプリケーションである場合は、「アプリケーション・テンプレート」から「SOAアプリケーション」を選択します。パッケージ接頭辞のデフォルトをそのまま使用して、「次」をクリックします。
ノート:
次のアプリケーション命名規則に注意してください。
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空白を使用したアプリケーション名は作成できません。
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空白があるディレクトリ・パスにアプリケーションおよびプロジェクトを作成することはできません(たとえば、
c:\Program Files
)。 -
UNIXオペレーティング・システムでは、
LANG
およびLC_All
環境変数をUTF-8文字セットを使用するロケールに設定して、Unicodeサポートを有効にすることをお薦めします。この設定により、オペレーティング・システムではあらゆる文字をUnicodeで処理できるようになります。SOAテクノロジはUnicodeに基づいています。オペレーティング・システムがUTF-8以外のエンコーディングを使用するように構成されている場合は、SOAコンポーネントが想定とは異なって機能する可能性があります。たとえば、ファイル名がASCIIでない場合は、ファイルにアクセスできず、エラーが発生する可能性があります。オペレーティング・システムの制約によって発生する問題はサポート対象外となります。設計時環境でOracle JDeveloperを使用している場合は、「ツール」→「プリファレンス」→「環境」→「エンコーディング」→「UTF-8」の順に選択して、Unicodeのサポートを有効にします。この設定は、実行時の環境にも適用可能です。
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「プロジェクトの名前付け」ページで、必要に応じて、SOAプロジェクトの名前と場所を変更できます。デフォルトでは、Oracle JDeveloperによって、モデル・プロジェクトに、SOAプロジェクト・テクノロジ、SOAコンポジット・アプリケーションを記述する
composite.xml
ファイル、および必須ライブラリが追加されます。 -
「次へ」をクリックします。
ノート:
コンポジット名およびコンポーネント名は、500文字以下にする必要があります。
同じインフラストラクチャにデプロイされるプロジェクトは、SOAコンポジット・アプリケーション全体で一意の名前である必要があります。コンポジットの一意性はプロジェクト名で判断されます。たとえば、表2-1に説明するような操作は実行しないでください。デプロイ時に、2番目にデプロイされたプロジェクト(コンポジット)で最初にデプロイされたプロジェクト(コンポジット)が上書きされます。
表2-1 SOAプロジェクトの名前付けに関する制限
作成するアプリケーションの名前 作成するSOAプロジェクト名 Application1
Project1
Application2
Project1
SOAアプリケーションの作成ウィザードのプロジェクトSOA設定ページが表示されます。
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SOA設定の構成ページで、この例用に「空のコンポジット」をクリックし、「終了」をクリックします。表2-2で、このページのすべてのオプションについて説明します。
表2-2 SOA設定の構成ページ
要素 説明 空のコンポジット
空のSOAコンポジット・アプリケーションを作成します。このタイプはデフォルトで選択されています。
BPELプロセスを使用するコンポジット
「BPELプロセスの作成」ダイアログが自動的に開き、ここで最初のBPELプロセスを作成します。BPELプロセスでは、一連のビジネス・アクティビティおよびサービスをエンドツーエンドのプロセス・フローに統合するビジネス・プロセスを設計できます。
メディエータを使用するコンポジット
「メディエータの作成」ダイアログが自動的に開き、ここで最初のOracle Mediatorサービス・コンポーネントを作成します。Oracle Mediatorを使用すると、異なるコンポーネント間でイベント(メッセージ)をルーティングできます。
ヒューマン・タスクを使用するコンポジット
「ヒューマン・タスクの作成」ダイアログが自動的に開き、ここで最初のヒューマン・タスク・サービス・コンポーネントを作成します。ヒューマン・タスク・コンポーネントでは、エンドツーエンドのビジネス・フローの一部として実行されるユーザーまたはグループのタスクを記述するワークフローをモデル化できます。これらのタスクは、プロセスの実行時にOracle BPM Worklistを介してアクセスされます。
サブプロセスを使用するコンポジット
サブプロセスを使用してSOAコンポジット・アプリケーションが自動的に作成されます。サブプロセスは、別個のプロセスが特定のプロセッサ内で再利用できるBPELコードのフラグメントです。
ビジネス・ルールを使用するコンポジット
「ビジネス・ルールの作成」ダイアログが自動的に開き、ここで最初のビジネス・ルール・サービス・コンポーネントを作成します。ビジネス・ルールにより、ルールに基づくビジネス上の意思決定を設計できます。
Springを使用したコンポジット
「Springの作成」ダイアログが自動的に開き、ここでspringコンテキスト・サービス・コンポーネントを作成します。Springコンテキスト・サービス・コンポーネントは、WSDLファイルではなくJavaインタフェースを使用するコンポーネントをSOAコンポジット・アプリケーションに統合できます。Javaインタフェースを使用するコンポーネントを、同じSOAコンポジット・アプリケーション内のWSDLファイルを使用するコンポーネントと統合することもできます。
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「ファイル」メイン・メニューから「すべて保存」を選択します。