バインディング・キーの作成

ここでは、Oracle ADF Business Componentデータ・プロバイダ・サービスの注文データを指し示すキーを作成します。

バインディング・キーを作成するには:

  1. 「コンポーネント」ウィンドウで、「Oracle Extensions」を展開します。
  2. 「SDO」セクションまで下にスクロールします。
  3. bind entityアクティビティを、BPELプロセス・サービス・コンポーネントにドラッグします。図6-4に詳細を示します。

    図6-4 「コンポーネント」ウィンドウのbind entityアクティビティ

    図6-4の説明が続きます
    「図6-4 「コンポーネント」ウィンドウのbind entityアクティビティ」の説明

    「Bind Entity」ダイアログが表示されます。

  4. 「名前」フィールドに、名前を入力します。
  5. 「エンティティ変数」フィールドの右側の「検索」アイコンをクリックします。

    「変数チューザ」ダイアログが表示されます。

  6. 「エンティティ変数の作成とパートナ・リンクの選択」で作成したエンティティ変数を選択し、「OK」をクリックします。
  7. 「一意キー」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

    「キーの指定」ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、Oracle ADF Business Componentデータ・プロバイダ・サービスから注文IDを取得するためのキーを作成します。

  8. 表6-2に記載されている詳細を入力し、バインディング・キーを定義します。

    表6-2 「キーの指定」ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    キー・ローカル・パート

    キーのローカル・パートを入力します。

    キー・ネームスペースURI

    キーに対するネームスペースURIを入力します。

    キー値

    キー値式を入力します。この式はキーのタイプと一致する必要があります。次に、POIDキーに対する式値キーの例を示します。

    • $inputMsg.payload/tns:poid

    • bpws:getVariableData('inputmsg','payload','tns:poid')

    エンティティ変数に対するPOIDキーは、通常、別のメッセージから取得されます。POIDキーのタイプが整数で、式の結果がABCの文字列である場合、文字列から整数への変換は失敗し、bind entityアクティビティも実行時に失敗となります。

    図6-5に、完成した「キーの指定」ダイアログを示します。

    図6-5 「キーの指定」ダイアログ

    図6-5の説明が続きます
    「図6-5 「キーの指定」ダイアログ」の説明
  9. 「OK」をクリックして「キーの指定」ダイアログを閉じます。

    図6-6に示すように、「一意キー」の表に名前/値ペアが表示されます。これで、設計は完了します。

    図6-6 「エンティティのバインド」ダイアログ

    図6-6の説明が続きます
    「図6-6 「エンティティのバインド」ダイアログ」の説明
  10. 「OK」をクリックして「エンティティのバインド」ダイアログを閉じます。

    実行時にbind entityアクティビティが実行されると、エンティティ変数を使用する準備が整います。

SDOの使用の詳細は、『Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発』サービス対応アプリケーション・モジュールの公開に関する項を参照してください。このガイドには、アプリケーション・モジュールをWebサービスとして公開する方法や、表示データ・オブジェクトの行をSDOとして公開する方法が記載されています。アプリケーション・モジュールは、ビジネス・ロジックを関連する一連のビジネス機能としてカプセル化するADFフレームワーク・コンポーネントです。