flowアクティビティ

このアクティビティを使用すると、1つ以上のアクティビティを同時に実行するように指定できます。flowアクティビティは、フロー内のすべてのアクティビティが処理を終了したときに完了します。flowアクティビティが完了しても、許可条件がfalseの場合はスキップされている可能性があります。

たとえば、flowアクティビティを使用して、2つの融資斡旋業者(United LoanサービスおよびStar Loanサービス)をパラレルで起動できるようにするとします。この場合、flowアクティビティには2つのパラレル・アクティビティ(United Loanサービスを起動するシーケンスとStar Loanサービスを起動するシーケンス)が含まれます。各サービスは、任意の時間をかけて融資プロセスを完了できます。

図A-16に、パラレル処理用の2つのパネルを持つ初期flowアクティビティを示します。アクティビティを両方のパネルにドラッグしてパラレル処理を作成します。完了したflowアクティビティは図A-17のようになります。

図A-16 「フロー」ダイアログ(作成時)

図A-16の説明が続きます
「図A-16 「フロー」ダイアログ(作成時)」の説明

図A-17 「フロー」ダイアログ(設計完了後)

図A-17の説明が続きます
「図A-17 「フロー」ダイアログ(設計完了後)」の説明

flowアクティビティ内で、アクティビティの実行を同期することもできます。こうすると、特定のアクティビティを他のアクティビティの完了後にのみ実行することができます。

ノート:

OracleのBPEL実装では、個別のスレッドではなく、BPELプロセスの同一で単一の実行スレッドでフローが実行されます。

flowアクティビティの詳細は、「パラレル・フローの作成」を参照してください。