XSDファイルから一方向インタフェース用のWSDLファイルを生成するには:

メディエータを作成する場合や、メディエータのサービスを定義する場合は、「WSDLの作成」ダイアログが表示された後に、これらのステップを実行します。

  1. 「WSDLの作成」ダイアログで、デフォルト値を受け入れるか、WSDLファイルに次の情報を入力します。

    表19-2 WSDLのプロパティ

    プロパティ 説明

    ファイル名

    WSDLファイルの一意の名前。

    ディレクトリ

    WSDLファイルを格納するディレクトリ。デフォルトでは、プロジェクト・フォルダの下にあるSOA/WSDLsフォルダに格納されています。

    ネームスペース

    WSDLファイルのネームスペース・アドレス。たとえば、http://oracle.com/esb/namespaces/Mediator。デフォルトのネームスペースは、JDeveloperのアプリケーション名、プロジェクト名およびメディエータ名に基づきます。

    指定するネームスペースは、WSDLファイルでtnsネームスペースとして定義されます。

    ポート・タイプ

    使用する操作が含まれるWSDLファイルのポート・タイプの名前。

    操作

    実行するアクションの名前。たとえば、executeQuery

    ノート:

    操作名やポート・タイプで、空白や特殊文字は使用できません。アルファベットおよび数字のみがサポートされますが、最初の文字に数字は使用できません。

  2. 「インタフェース・タイプ」フィールドで、「一方向インタフェース」を選択します。

    図19-21に示すように、「入力」フィールドが表示されます。

    図19-21 一方向インタフェースの「WSDLの作成」ダイアログ

    図19-21の説明が続きます
    「図19-21 一方向インタフェースの「WSDLの作成」ダイアログ」の説明
  3. 「入力」フィールドの右上の「新規メッセージ・パートを追加します。」をクリックします。

    図19-22に示すように、「メッセージ・パートの追加」ダイアログが表示されます。

    図19-22 「メッセージ・パートの追加」ダイアログ

    図19-22の説明が続きます
    「図19-22 「メッセージ・パートの追加」ダイアログ」の説明
  4. 「パート名」フィールドに、メッセージ・パートの名前を入力します。

  5. 「URL」フィールドの右側にある「スキーマ・ファイルを参照」アイコンをクリックして、URLを参照します。

    図19-23に示すように、「タイプ・チューザ」ダイアログが表示され、これにはスキーマ・ファイル(XSDファイル)のリストが含まれます。

    図19-23「タイプ・チューザ」ダイアログ

    図19-23の説明が続きます
    「図19-23 「タイプ・チューザ」ダイアログ」の説明
  6. 「タイプ・エクスプローラ」ツリーを開き、検索して使用するスキーマ要素を選択します。

    使用するスキーマが、作業しているプロジェクトにない場合、「スキーマ・ファイルのインポート」またはダイアログの右上隅にある「WSDLのインポート」アイコンを使用して、スキーマXSDファイルまたはWSDLファイルをプロジェクトにインポートできます。

    ファイルを指定すると、Oracle JDeveloperによってファイルが解析されて定義済のスキーマ要素が決定され、選択するリストに表示されます。

  7. XSDファイルのルート要素を選択し、「OK」をクリックします。

    「メッセージ・パートの追加」ダイアログが再度表示され、「URL」「スキーマ要素」フィールドに「タイプ・チューザ」ダイアログからのデータが移入されます。XSDの単純型を選択した場合、これらのフィールドは、「単純型」フィールドに置換されます。

  8. 「メッセージ・パートの追加」ダイアログで、「OK」をクリックします。

    「WSDLの作成」ダイアログの「入力」フィールドに、入力情報が表示されます。

  9. 必要に応じて、前述のステップを繰り返して、追加のメッセージ・パートを定義します。

  10. 「OK」をクリックします。

    ノート:

    パートナ・リンク・タイプは通常BPELで使用されるため、メディエータに「partnerlinkType拡張機能の生成」を選択する必要はありません