xsl:ifを使用した条件付き処理の追加方法

それぞれのスキーマで、ソース・ノードおよびターゲット・ノードがオプションの場合、通常、xsl:if文は、対応するターゲット・ノードを作成する前にソース・ノードの存在をテストするために使用されます。

図41-11では、「コメント」ノードは、ソースとターゲットの両方でオプションです。「コメント」ノードを囲んでいる大カッコは、これがオプションのノードであることを示しています。

図41-11 ソース・ツリーおよびターゲット・ツリーでのオプション・ノード

図41-11の説明が続きます
「図41-11 ソース・ツリーおよびターゲット・ツリーでのオプション・ノード」の説明

実行時にソースの「コメント」ノードがソース・ドキュメントに存在しない場合、この値は空になります。これによって、ターゲット・ドキュメントに「コメント」ノードが作成され、空の値が設定されます。

ソース・ノードが存在しない場合に空のノードが作成されないようにするには、ターゲットの「コメント」ノードの上にxsl:if文を追加します。xsl:if文は、ターゲット・ノードを作成する前に、ソース・ノードの存在をテストします。