アイデンティティ・ストアがLDAPベースである場合の優先言語、ユーザーの表示名およびタイムゾーン設定の変更方法

Oracle Internet DirectoryなどのLDAPベース・プロバイダが使用されている場合、Oracle Internet Directoryコミュニティの言語設定が変更されます。組込みLDAPサーバーに接続し、Oracle Internet Directoryコミュニティの言語設定を変更します。

  1. LDAPブラウザを起動します(たとえば、openLdapブラウザ、ldapbrowser、jXplorerなど)。起動方法は、ブラウザのドキュメントを参照してください。

  2. サーバーが実行されているホスト名とポート番号、およびログインする管理ユーザーの資格証明を指定して、LDAPサーバーに接続します。

    • 組込みLDAPの場合:

      1. 管理対象サーバーのデフォルトのポート番号は7001です。

      2. 管理資格証明のユーザー名はcn=adminです。

      3. 管理パスワード資格証明にアクセスするには、Oracle WebLogic Remote Consoleから、ドメインに対して「セキュリティ」「組込みLDAP」の順に選択します。

        デフォルトのパスワード資格証明の変更手順については、Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理の「組込みLDAPサーバーの管理」を参照してください。

    • Oracle Internet Directoryの場合:

      1. デフォルトのポート番号は3060です。

      2. 管理ユーザー名はcn=orcladminです。

      3. 管理パスワードはLDAPサーバーのパスワードです。

  3. ユーザーの優先言語を変更するには、ユーザー・エントリに移動して、preferredLanguage属性を追加または設定します。サポートされている言語のリストは、表32-13を参照してください。

    ユーザー名を表示する言語を決定することもできます。このタスクを実行するには、LDAPディレクトリのユーザー・エントリに移動して、displayname属性を追加または指定します。

    ノート:

    • ワークリストの「割当て先」列に表示されるユーザー名については、displayname属性の設定は優先されません。

    • 表示名はLDAPから取得されます。表示名を変更しても、ワークスペースにログインすると、LDAPユーザー名が表示されます。

    タイムゾーン設定を変更するには、orclTimeZone属性を追加または設定します。タイムゾーン文字列の書式は「大陸/地域」です。$JAVA_HOME/jre/lib/ziディレクトリでタイムゾーン値を確認できます。ディレクトリで大陸名(Africa、Asia、Americaなど)を指定し、ディレクトリ内のファイルで地域を指定します。地域によっては、America/Indiana/Indianapolisのようにサブ地域が含まれる場合があります。

    ユーザーがログインすると、ワークリストのページは、ユーザーの優先言語とタイムゾーンで表示されます。