再利用可能ワークリスト・リージョンが組み込まれたアプリケーションの作成方法

再利用可能な各ワークリスト・リージョンの使用方法は通常のワークリスト・リージョンと同じですが、いくつかの例外があります。次の手順では、アプリケーションを作成してタスク・リスト・タスク・フローをアプリケーションに埋め込むステップについて詳細に説明します。可能な場合は、他のタイプの再利用可能なワークリスト・リージョンの使用方法についても説明しています。

埋込みの再利用可能なワークリスト・リージョンを使用してアプリケーションを作成するには:

  1. Oracle JDeveloperで新規のFusion Webアプリケーションを作成します。この例では、アプリケーションの名前はTaskListTaskFlowSampleです。図32-65に詳細を示します。

    図32-65 埋込みの再利用可能なワークリスト・リージョンを使用したアプリケーションの作成

    図32-65の説明が続きます
    「図32-65 埋込みの再利用可能なワークリスト・リージョンを使用したアプリケーションの作成」の説明
  2. ビュー・コントローラの「プロジェクト・プロパティ」を開き、「ライブラリとクラスパス」セクションで「ライブラリの追加」をクリックして、次のライブラリをクラスパスに追加します。

    • BPMワークリスト・コンポーネント: このライブラリを追加して、タスク・フローJAR adflibTaskListTaskFlow.jarおよびadflibWorklistComponents.jarを追加します。これらはプロジェクトのクラスパスで必要です。

    • BPMサービス

    • WSRPコンテナ

    図32-66に詳細を示します。

    図32-66 「ライブラリとクラスパス」セクション

    図32-66の説明が続きます
    「図32-66 「ライブラリとクラスパス」セクション」の説明
  3. アプリケーションが非SOAサーバーで実行されている場合は、次の2つのステップを実行する必要があります。

    1. oracle.soa.workflow共有ライブラリをインストールします。

      サーバーにoracle.soa.workflow.wcがすでにインストールされている場合、oracle.soa.workflowのインストールは不要です。

    2. サーバーで外部JNDIを構成します。

      タスク・リスト・タスク・フローをフェデレーテッド・モードで実行する場合、このステップは不要です。タスク・フローをフェデレーテッド・モードで使用する方法の詳細は、「タスク・リスト・タスク・フローに関する必知事項」の「federatedMode」を参照してください。

  4. ビュー・コントローラ・プロジェクトを選択し、「ファイル」→「新規」→「現在のプロジェクト・テクノロジ」→「Web層」→「JSFページ」の順に選択して、jspxファイル(たとえば、testSample.jspx)を作成します。

    「JSFページの作成」ダイアログでは、必ず「XMLドキュメントの作成(*.jspx)」を選択してください。

  5. 「コンポーネント」ウィンドウから「adflibTaskListTaskFlow.jar」を選択します。すべてのタスク・フローとリージョンのリストが含まれます。図32-67に詳細を示します。

    図32-67 「コンポーネント」ウィンドウ

    図32-67の説明が続きます
    「図32-67 「コンポーネント」ウィンドウ」の説明
  6. タスク・フロー・リージョンの1つをjspxページにドラッグ・アンド・ドロップし、「作成」メニューから「リージョン」を選択します(たとえば、タスク・リスト・タスク・フローの場合はtaskList-task-flow-definition)。

    タスク・フロー定義の詳細は、次の各項を参照してください。

  7. flex-fields-task-flow-definitionrules-task-flow-definitiontasklist-reports-task-flow-definitionまたはtaskList-task-flow-definitionを選択した場合は、表示される「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログでタスク・フロー・パラメータを渡します。

  8. 新しいエントリがpagenamePagedef.xmlファイルに追加されます。

    たとえば、taskList-task-flow-definitionを追加すると、新しいエントリは次のようになります。

    <taskFlow id="taskListtaskflowdefinition1"
              taskFlowId="/WEB-INF/taskList-task-flow-definition.xml#taskList-task- flow-definition"
               xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/controller/binding">
       <parameters>
          <parameter id="taskFlowMode" value="MODE_WORKLIST"/>
          <parameter id="showTaskDetailsPanel" value="true"/>
          <parameter id="showActionDropdown" value="true"/>
          <parameter id="showViewFilter" value="true"/>
          <parameter id="showStatusFilter" value="true"/>
          <parameter id="showSearchControl" value="true"/>
       </parameters>
    </taskFlow>
    
  9. weblogic-application.xmlファイルの共有ライブラリを追加します。oracle.soa.workflow.wcをサーバーにインストールしている場合は、そのライブラリを追加します。

    		<library-ref>
       		 	<library-name>oracle.soa.workflow</library-name>
    		</library-ref>
    
    

    生成されたカスタム・アプリケーションがモジュールの場合、weblogic.xmlを使用します。

    		<library-ref> 
    				<library-name>oracle.soa.worklist.webapp</library-name> 
    		</library-ref>

    アプリケーションをデプロイする前に、「デプロイメント・プロファイルの設定方法」を参照してください。