カスタム・データ・パブリッシャの作成方法

カスタム・データ・パブリッシャを作成するには、次の各ステップを実行します。

カスタム・データ・パブリッシャを作成するには:

  1. 「アプリケーション」ウィンドウで、「BPELプロジェクト」をダブルクリックします。

    「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが表示されます。

  2. 「ライブラリとクラスパス」をクリックします。
  3. 次のファイルを参照して選択します。
    SOA_ORACLE_HOME/lib/java/shared/oracle.soainfra.common/11.1.1/orabpel.jar
    

    図18-12に詳細を示します。

    図18-12 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログ

    図18-12の説明が続きます
    「図18-12 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログ」の説明
  4. 新規Javaクラスを作成します。

    パッケージとクラス名は、センサー・アクションのパブリッシュ・ターゲット名と一致している必要があります。

  5. com.oracle.bpel.sensor.DataPublisherインタフェースを実装します。

    これにより、ソース・ファイルが更新され、DataPublisherインタフェースのメソッドとimport文が組み込まれます。

  6. Oracle JDeveloperを使用して、図18-13のサンプル・カスタム・データ・パブリッシャ・クラスに示すように、DataPublisherインタフェースのpublishメソッドを実装します。

    図18-13 カスタム・データ・パブリッシャ・クラス

    図18-13の説明が続きます
    「図18-13 カスタム・データ・パブリッシャ・クラス」の説明
  7. クラスは必ず正常にコンパイルされる必要があります。

    次回BPELプロセスをデプロイする際に、JavaクラスがSOAアーカイブ(SAR)に追加され、デプロイされます。

ノート:

データ・パブリッシャの実装に必要な追加のJavaライブラリがクラスパスに存在していることが必要です。

Oracle BPEL Process Managerでは、複数のプロセス・インスタンスを同時に実行できるため、データ・パブリッシャのコードをスレッド・セーフとするか、適切な同期ブロックを追加する必要があります。高いスループットを確保するには、同期が必要な共有データ・オブジェクトを使用しないでください。