カスタマイズ可能なコンポジットの作成方法

カスタマイズ可能なコンポジットを作成するには:

  1. Oracle JDeveloperを起動し、「デフォルトのロール」を選択します。
  2. 「ファイル」メニューから「新規」「アプリケーション」「SOAアプリケーション」の順に選択し、「OK」をクリックします。
  3. SOAアプリケーションの作成ウィザードで、次のステップに従います。
  4. SOAアプリケーションの作成ウィザードの「SOA設定の構成」ダイアログ(ステップ3の3)で、「BPELプロセスによるコンポジット」「カスタマイズ可能」の両方のチェック・ボックスを選択して、「終了」をクリックします。
  5. BPELプロセスを設計します。

    ノート:

    変換を設計する場合は、XSLTマップ・エディタでのカスタマイズに関する次の制限に注意してください。

    • ターゲット・パネル内のノードを右クリックすると表示される「テンプレートに作成」オプションが無効になります。

    • 「XSLマップのテスト」オプションは、インポートされたXSLファイルに対するテンプレートの呼出しとテンプレートの適用については無効になります。このオプションは名前付きテンプレートに対して適用され、一致属性を持つテンプレート・ルールには適用されません。

  6. scopeアクティビティを作成して、BPELプロセスをカスタマイズします。デフォルトではBPELプロセスはカスタマイズ可能でないため、このアクションが必要です。

    ノート:

    カスタマイズ開発者ロールでOracle JDeveloperにログインしている場合は、composite.xmlファイル、.bpelファイル(Oracle BPEL Process Managerの場合)、.xslマップ・ファイルおよび.mplanファイル(Oracle Mediatorの場合)のみカスタマイズできます。

  7. スコープを右クリックし、「カスタマイズ可能」を選択します。スコープを開いて右クリックすると、「カスタマイズ可能」オプションは表示されません。
  8. 「アプリケーション」ウィンドウで、「アプリケーション・リソース」「ディスクリプタ」「ADF META_INF」の順に開きます。
  9. adf-config.xmlファイルを開き、「MDS」タブを選択します。
  10. 図53-1に示すように、「追加」アイコンをクリックして必要なカスタマイズ・クラスを追加します。

    実際の環境では、「SOAコンポジット・アプリケーションのカスタマイズの概要」の例に示すとおり、カスタマイズ・クラスは、コア・アプリケーション・チームによって提供されます。独自のカスタマイズ・クラスを使用する場合は、カスタマイズ・クラスのJARファイルをプロジェクトに追加して、adf-config.xmlファイルでそのクラスを使用できるようにする必要があります。

    図53-1 カスタマイズ・クラス

    図53-1の説明が続きます
    「図53-1 カスタマイズ・クラス」の説明
  11. SOAプロジェクトを右クリックし、「デプロイ」を選択します。

    ノート:

    scopeアクティビティが空の場合は、コンパイル・エラーが返されます。空のアクティビティをscopeアクティビティにドラッグして、コンパイルを渡すことができます。

  12. 「デプロイメント・アクション」ページで「SARファイルの生成」を選択します。これにより、JARファイル・パッケージが作成されます。このJARは、SOAアーカイブ(SAR)とも呼ばれます。
  13. アプリケーションをソース・コード・コントロール・システムにチェックインします。これで、バーティカル・アプリケーション・チームに提供するファイルの準備が整いました。

カスタマイズ・クラスの作成方法の詳細は、『Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発』を参照してください。