顧客バージョンのカスタマイズ方法

顧客バージョンをカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. 次のいずれかの方法を使用して、カスタマイズ・レイヤーのレイヤー値を追加します。

    1. アプリケーション固有のレイヤー値を追加するには、「バーティカル・アプリケーションのカスタマイズ」のステップ1に示すように、「デザインタイム・カスタマイズ・レイヤー値の構成」リンクをクリックします。

    2. レイヤー値を追加します。

      値を指定してファイルを保存すると、「アプリケーション・リソース」のMDS DTフォルダにCustomizationLayerValues.xmlファイルが表示されます。この場所のファイルをダブルクリックすると、その他の変更を行うためのエディタが開きます。

    または

    1. すべてのアプリケーションに適用可能なグローバル値を追加するには、$JDEV_HOME/jdeveloper/jdevCustomizationLayerValues.xmlファイルを開き、カスタマイズ・レイヤーのレイヤー値を追加します。たとえば、North America値およびAsia Pacific値をsiteレイヤーに追加します。

      <cust-layers xmlns="http://xmlns.oracle.com/mds/dt">
        <cust-layer name="site">
          <cust-layer-value value="communications" display-name="North America"/>
          <cust-layer-value value="communications" display-name="Asia Pacific"/>
        </cust-layer>
      </cust-layers>
      
  2. Oracle JDeveloperを起動し、「デフォルトのロール」を選択します。

  3. コア・アプリケーションまたはカスタマイズ・アプリケーションとは異なる名前で新しいSOAアプリケーションを作成します。

  4. 「ファイル」メニューから、「インポート」「SOAアーカイブをSOAプロジェクトへ」の順に選択します。

  5. 「参照」をクリックし、「バーティカル・アプリケーションのカスタマイズ」でバーティカル・アプリケーション・チームが作成したコンポジット・アーカイブのJARファイルを選択します。

  6. 「カスタマイズ用にインポート」チェック・ボックスを選択します。

  7. 「ツール」メニューから、「ロールの切替え」「カスタマイズ開発者」を選択します。

  8. Oracle JDeveloperを再起動します。

    「カスタマイズ・コンテキスト」ダイアログに、使用可能なカスタマイズ・レイヤーとレイヤー値が表示されます。

  9. 図53-6に示すように、カスタマイズするレイヤーと値を選択します(この例では、siteレイヤーとNorth America値が選択されています)。

    図53-6 カスタマイズ・コンテキスト

    図53-6の説明が続きます
    「図53-6 カスタマイズ・コンテキスト」の説明
  10. BPELプロセスをカスタマイズします。

  11. SOAプロジェクトを右クリックし、「デプロイ」を選択して北米地域のJARファイル(SAR)を作成します。

  12. アプリケーションをソース・コード・コントロール・システムにチェックインします。