Oracle JDeveloperからテスト・スイートをデプロイして実行する方法
Oracle JDeveloperからテスト・スイートを実行できます。テスト・スイートを作成した後、実行する複数のテスト・スイート、実行する個々のテスト・スイートまたは実行するテスト・スイート内の個々のテストを選択できます。
Oracle JDeveloperからテスト・スイートをデプロイして実行するには:
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表51-15に示す、該当するタスクを実行します。
表51-15 テスト・スイートの実行オプション
用途 「アプリケーション」ウィンドウで SOAコンポジット・エディタ内で現在テスト・モードで開いているテスト・スイートを実行する。
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SOAコンポジット・エディタ上部にある「テストの実行」アイコンをクリックします。
すべてのテスト・スイートを実行する。
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testsuitesフォルダを右クリックして、「スイート・テストの実行」を選択します。
個々のテスト・スイートを実行する。
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テスト・スイート名を右クリックして、「スイート・テストの実行」を選択します。
テスト・スイート内の個々のテストを実行する。
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testsフォルダ内の個々のテストを右クリックして、「テストの実行」を選択します。
使用するテスト・サーバーを構成していない場合は、「テスト・サーバーの指定」ダイアログが表示されます。
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テスト・サーバー・ホスト名を入力し、必要に応じて「今後は確認せず、「ツール」->「プリファレンス」->「SOA」で保存します」チェック・ボックスを選択します。これを選択すると、「ツール」→「プリファレンス」→「SOA」に進んで構成を変更するまで、このダイアログが再び表示されなくなります。
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「OK」をクリックします。
「テスト実行」ダイアログが表示されます。
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次のステップを実行します。
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テスト実行名を指定します。
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実行するテストを選択または選択解除します。
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テスト・サーバー上でテストを実行する際のタイムアウト値を秒数で指定します。
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「OK」をクリックします。
図51-29に詳細を示します。
SOAコンポジット・アプリケーション(テストを含む)がテスト・サーバーにデプロイされているかどうかのチェックが行われます。テスト・サーバー上でテストを実行する前に、コンポジットをまずデプロイする必要があります。
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SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメント状況に応じて、表51-16に示すステップを実行します。
表51-16 SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイ済かどうか判別するためのチェック
SOAコンポジット・アプリケーションの状況 結果 デプロイされている。
ステップ6に進みます。
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テスト・サーバー上にまだデプロイされていない。
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テスト・サーバー上にはデプロイされたが、コンポジット(テストを含む)が前回のデプロイメント以後に変更された。
「コンポジットのデプロイの確認」ダイアログが表示されます。
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「OK」をクリックしてSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。
「Project_Nameのデプロイ」ウィザードの「デプロイメント・アクション」ページが表示されます。
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「アプリケーション・サーバーにデプロイ」を選択します。
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ウィザードの各ページの指示に従って、SOAコンポジット・アプリケーションをアプリケーション・サーバーにデプロイします。
SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイの詳細は、「プロファイルのデプロイ」を参照してください。
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デプロイメントが完了したら、ステップ6に進みます。
デプロイメントが完了したら、テストがテスト・サーバー上で実行されます。
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テスト結果を表示します。図51-30に詳細を示します。「テスト結果」ダイアログは、テスト・サーバーおよびコンポジットDNごとに表示されます。テスト・サーバーURL (SOAサーバーのホスト名とポート番号)およびコンポジットDNが右上隅に表示されて、コンテキストを示します。テストは必要な回数だけ実行でき、同じテスト・サーバーまたは異なるテスト・サーバー上で、異なるテストの組合せを選択して実行できます。
テスト結果は、3つの折りたたみ可能なテーブル(マスターから詳細まで)に表示されます。表51-17に詳細を示します。
表51-17 「テスト結果」テーブル
テスト実行 テスト・ケース アサート結果 テスト実行の発行直後の場合、現在のテスト実行とそのステータスのサマリーが表示されます。テスト実行についてテスト・サーバーに問い合せた直後の場合、問合せ基準に一致するすべてのテスト実行がテーブルに表示されます。
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「テスト実行」ダイアログに入力したテスト実行の名前。
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テスト実行のステータス(成功または失敗)。テスト実行内のすべてのテスト・ケースが成功した場合は、ステータスは成功になります。そうでなければステータスは失敗になり、これは少なくとも1つのテスト・ケースが失敗したことを示しています。
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テスト実行の成功率。
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テスト・ケースの総数。
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成功、失敗、エラー、および実行中のテスト・ケースの数。
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テスト実行の開始時刻と終了時刻。
「テスト実行」テーブルから選択したテスト実行のすべてのテスト・ケース、およびステータスを表示します。「リフレッシュ」ボタンをクリックすると、テスト・ケースのステータスがリフレッシュされます。
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テスト・ケースのテスト・ファイル名。クリックするとテスト・エディタにアクセスします。
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テスト・ケースのステータス(成功または失敗)。テスト・ケース内のすべてのアサーションが成功した場合、ステータスは成功です。そうでなければステータスは失敗になり、これは少なくとも1つのアサーションが失敗したことを示しています。
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テスト・ケースのテスト・スイート。
「テスト・ケース」テーブルから選択したテスト・ケースのアサーション結果がすべて表示されます。
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アサーションの場所。これは、ワイヤ・アサートの場合はワイヤ・ソース(サービスまたは参照)、コンポーネント・アサートの場合はコンポーネント(BPELプロセス)アクティビティ名です。これは、テスト・エディタ内でのアサートの場所を示すハイパーリンクです。図51-31に詳細を示します。
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アサーションのステータス(成功または失敗)。実際値が予想値と一致する場合は、ステータスは成功になります。
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アサートの予想値と実際値。これは、単純値アサートの場合は単純値、XML値アサートの場合はXML値を表示するポップアップのハイパーリンクです。
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ステータスが失敗の場合、エラー・メッセージです。
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アサーション・タイプ(ワイヤまたはコンポーネント)。ワイヤとは、コンポジット・ワイヤに対するアサートを意味します。コンポーネントとは、コンポーネント内でのアサートを意味します(BPELプロセス)。
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作成時にアサーションに対して入力したアサーションの説明。
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図51-30の「テスト実行」テーブルで、次の追加作業を実行します:
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「テスト実行」テーブルの上にある「検索」アイコンをクリックし、検索基準を指定することによって、テスト・サーバーにテスト実行について問い合せます。
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「テスト実行」テーブルの上にある「リフレッシュ」アイコンをクリックして、テスト実行のステータスをリフレッシュします。
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図51-30の「テスト・ケース」テーブルで、次の追加作業を実行します:
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「テスト・ケース」テーブルの上にある「リフレッシュ」アイコンをクリックして、テスト・ケースのステータスをリフレッシュします。
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図51-30の「アサート結果」テーブルで、次の追加作業を実行します:
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「アサート結果」表の上にある「失敗のみを表示」チェック・ボックスを選択して、失敗したアサートのみを表示します。
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