Oracle JDeveloperでの複数のSOAコンポジット・アプリケーション間の共有データのデプロイ方法および使用方法

この項では、複数のSOAコンポジット・アプリケーション間でWSDL、XSD、および他のファイル・タイプなど共有データをデプロイおよび使用する方法について説明します。

共有データは、アプリケーション・サーバー上のSOAインフラストラクチャにJARファイルとしてデプロイされます。JARファイルには、共有するすべてのリソースが含まれている必要があります。Oracle JDeveloperでは、共有アーティファクト・アーカイブを作成するためのJARプロファイルを作成できます。

すべての共有データは、サーバー上の既存のSOAインフラストラクチャ・パーティションにデプロイされます。このデータは、/appsネームスペースの下にデプロイされます。たとえば、JARファイルにMyProject/xsd/MySchema.xsdファイルがある場合、このファイルはサーバー上の/appsネームスペースの下にデプロイされます。Oracle JDeveloperでSOA-MDS接続を使用してこのアーティファクトを参照する場合、URLはoramds:/apps/MyProject/xsd/MySchema.xsdになります。

ノート:

  • 常に、/appsの場所にデプロイします。ディレクトリ階層は、デプロイするJARファイル内に存在している必要があります。最初にOracle MDSリポジトリ内にディレクトリ階層を作成してから、その場所にJARファイルをデプロイしないでください。たとえば、/apps/demo/credit cardにデプロイするには、JARファイル内にdemo/credit cardディレクトリ階層が含まれている必要があります。

  • ピリオドから始まるファイル(.designerなど)は、複数のSOAコンポジット・アプリケーション間で共有できません。

この項では、次のタスクの実行方法について説明します。

  • JARプロファイルの作成および共有するアーティファクトの組込み

  • JARプロファイルを組み込むSOAバンドルの作成

  • アプリケーション・サーバーへのSOAバンドルのデプロイ