アウトバウンド・メッセージのエミュレート方法

アウトバウンド・メッセージをエミュレートするには:

ノート:

テスト・ケースのインスタンス内での複数エミュレーションの作成がサポートされるのは、一方のエミュレーションが出力メッセージ用で、他方のエミュレーションがコールバック・メッセージ用の場合のみです。

同期のWebサービス・パートナから返されるメッセージをシミュレートできます。

  1. テスト・モードでSOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
  2. 「アプリケーション」ウィンドウの「テスト・スイート」フォルダの下にあるテスト・ケースをダブルクリックします。図51-10に詳細を示します。

    図51-10 テスト・ケースへのアクセス

    図51-10の説明が続きます
    「図51-10 テスト・ケースへのアクセス」の説明

    SOAコンポジット・エディタ内のSOAコンポジット・アプリケーションがリフレッシュされて、テスト・モードで表示されます。このモードでは、テスト情報を定義できます。

  3. テストするSOAコンポジット・アプリケーション領域のワイヤをダブルクリックします。図51-11に示す例では、LoanBrokerプロセスと同期のCreditRating Webサービスの間のワイヤが選択されています。

    図51-11 ワイヤへのアクセス

    図51-11の説明が続きます
    「図51-11 ワイヤへのアクセス」の説明

    これにより、図51-12に示す「ワイヤ・アクション」ダイアログが表示されます。このダイアログでは、SOAコンポジット・アプリケーションの選択したパートに対するエミュレーションとアサーションを設計できます。

    図51-12 「ワイヤ・アクション」ダイアログ

    図51-12の説明が続きます
    「図51-12 「ワイヤ・アクション」ダイアログ」の説明
  4. 「エミュレート」タブをクリックします。
  5. 「追加」アイコンをクリックします。
  6. 「出力のエミュレート」をクリックします。
  7. 表51-7に記載されている詳細を入力します。

    表51-7 出力メッセージのエミュレート・ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    パート

    出力を含むメッセージ・パート(たとえば、payload)を選択します。

    次の方法で、Webサービス・パートナから返されるシミュレート済出力メッセージを作成します。

    • 手動で入力

    クリックすると、「値の入力」フィールドにメッセージ・データを手動で入力できます。「サンプルの生成」ボタンをクリックすると、テスト用のサンプル・ファイルが自動的に生成されます。「別名保存」をクリックして、サンプル・ファイルを保存します。

    • ファイルからロード

    「参照」アイコンをクリックすると、メッセージ・データをファイルからロードできます。このファイルは、「アプリケーション」ウィンドウの「メッセージ」フォルダに追加されます。

    期間

    Webサービス・パートナからメッセージが配信されるまでの最大待機時間を入力します。

    図51-13に、このダイアログを示します:

    図51-13 「出力のエミュレート」が選択された状態の「エミュレート」ダイアログ

    図51-13の説明が続きます
    「図51-13 「出力のエミュレート」が選択された状態の「エミュレート」ダイアログ」の説明

    手動入力またはファイルからロードして作成する、同期のWebサービス・パートナからのシミュレート済出力メッセージは、次のようになります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <!-- Generated by Oracle SCA Test Modeler version 1.0 at [7/3/07 3:26 PM]. -->
    <compositeTest compositeDN="CompositeTest"
     xmlns="http://xmlns.oracle.com/sca/2006/test">
      <about></about>
      <initiate serviceName="client" operation="initiate" isAsync="true">
        <message>
          <part partName="payload">
            <filePath>loanApplication.xml</filePath>
          </part>
        </message>
      </initiate>
      <wireActions wireSource="LoanBroker/CreditRatingService" operation="process">
        <emulate duration="PT0S">
          <message>
            <part partName="payload">
              <filePath>creditRatingResult.xml</filePath>
            </part>
          </message>
        </emulate>
      </wireActions>
    </compositeTest>

    出力メッセージで参照されるcreditRatingResult.xmlメッセージ・ファイルは、信用格付け結果の詳細を提供します。

    <rating xmlns="http://services.otn.com">900</rating>
    
  8. 「OK」をクリックします。