BPEL 2.0のインラインfrom-specを使用した変数を初期化する方法

インラインfrom-specを使用することで、必要に応じて変数を初期化できます。このタイプの変数を作成するには、BPEL 2.0プロジェクトの「変数の作成」ダイアログで「初期化」タブをクリックします。図6-26に詳細を示します。

図6-26 「変数の作成」ダイアログの「初期化」タブ

図6-26の説明が続きます
「図6-26 「変数の作成」ダイアログの「初期化」タブ」の説明

インライン変数の初期化は、概念的には、変数宣言に表示される順序でそれぞれが初期化された、一連の仮想assignアクティビティを含む1つの仮想sequenceアクティビティとして設計されます。各仮想assignアクティビティには、from-specが変数の初期化で指定されている1つの仮想コピー操作が含まれます。to-specは、作成される変数を指します。次の例に詳細を示します。

<variables>
   <variable name="tmp" element="tns:output">
     <from>
       <literal>
         <output xmlns="http://samples.otn.com/bpel2.0/ch8.1">
           <value>1000</value>
         </output>
       </literal>
     </from>
   </variable>
</variables> 

詳細は、「Web Services Business Process Execution Language Specification Version 2.0」の第8.1項を参照してください。