「アプリケーション」ウィンドウでのアーティファクトの名前変更、移動および削除方法

表2-12では、「アプリケーション」ウィンドウで実行可能なリファクタ・タスクを既知の制限とともに説明します。この機能を使用する前に、これらの制限をよく確認してください。

表2-12 コンポーネント・アーティファクトのリファクタ

アクション 「アプリケーション」ウィンドウでのステップ

サービス・コンポーネントまたはバインディング・コンポーネントのアーティファクトの名前の変更

  1. コンポーネント・ファイルを右クリックし、「リファクタ」「名前の変更」を選択します。

以下の制限に注意してください。

  • SOAコンポジット・エディタでコンポーネントの名前を変更しても、コンポーネント実装ファイル(.bpel.mplanなど)の名前は変更されません。これによって問題は発生しません。実装ファイルを同じ名前に変更する場合は、「アプリケーション」ウィンドウを使用してください。

  • ヒューマン・ワークフロー、サブプロセスまたはビジネス・ルールのコンポーネントの名前は変更できません。

  • ビジネス・ルールおよびヒューマン・タスクのアーティファクトの名前変更または移動はサポートされていません。たとえば、ヒューマン・タスクのスキーマ・ファイル(HumanTaskPayload.xsdなど)の名前は変更できますが、.taskファイル内のこのXSDへの参照は更新されません。

  • ポート・タイプ、操作および要素の名前は、WSDLエディタおよびXSDエディタでは変更できません。

  • ディレクトリまたはアーティファクトの名前は、空白を使用して変更しないでください。名前に空白があると、参照が無効になります。

  • SOAプロジェクトおよびコンポジットの名前は変更できません。

サービス・コンポーネント、バインディング・コンポーネントまたはBPELサブプロセスのアーティファクトの削除

  1. コンポーネント・ファイルを右クリックし、「リファクタ」「削除」を選択します。

以下の制限に注意してください。

  • 「アプリケーション」ウィンドウでアーティファクトを削除すると、「使用方法の表示」オプションが含まれたメッセージが表示されます。「使用方法の表示」が選択されていると、ファイル内部からアーティファクトへの参照や使用方法が表示されます。「削除」オプションが実行されると、サブプロセス・ファイルのみが削除され、参照は削除されません。必ず最初に「使用方法の表示」を選択してから、削除するファイルへの参照を手動で削除してください。

別のフォルダへのサービス・コンポーネントまたはバインディング・コンポーネントの移動

  1. コンポーネント・ファイルを右クリックし、「リファクタ」「移動」を選択します。

以下の制限に注意してください。

  • データベース・アダプタのアーティファクトを移動すると、データベース・アダプタには多数のアーティファクトがあり、それらが暗黙的に名前で参照されていて同じディレクトリに存在する必要があるため、問題が発生する可能性があります。

  • コンポーネントの実装ファイル(.mplan.bpel.sbpel.task.rules.springなど)は、「アプリケーション」ウィンドウでは移動できません。ただし、これらのファイルの名前は変更できます。

  • ディレクトリまたはアーティファクトの名前は、空白を使用して移動しないでください。名前に空白があると、参照が無効になります。

  • XSLTファイルを移動する場合、現在の拡張およびスクロールされた状態やXSLTマップ・エディタで最後に選択された項目などの機能が失われます。これは、NonDeployedFilesディレクトリがXSLTファイルと同じフォルダに作成されるためです。このフォルダは、テスト・ファイル、ディクショナリ・ファイル、レポート・ファイル、DVM/XREFテスト・サポート・ファイルなどのデフォルトの場所です。 このディクショナリは、このフォルダには複数のXSLTファイルで使用されるファイルが含まれており、このXSLTファイルとフォルダ内のファイル名には直接的な関係がないため、XSLTファイルが移動された場合も移動されません。