自動マップのプリファレンスの設定方法

「プリファレンス」ダイアログを使用して、自動マップ機能の動作を指定できます。「ツール」メニューで「プリファレンス」を選択します。左側のナビゲーション・ツリーで、「XSLマップ」の下の「自動マップ」を選択します。図41-36は、自動マップのプリファレンスのデフォルト設定を示しています。

図41-36 「自動マップ・プリファレンス」

図41-36の説明が続きます
「図41-36 「自動マップ・プリファレンス」」の説明

次のリストは、構成可能な「自動マップ・プリファレンス」の様々な設定について説明しています。

  • 自動マップの結果を確認: このオプションを選択すると、一致するソースおよびターゲット要素を自動的にマッピングする前に、「自動マップ」にそれらの要素のリストが表示されます。一致した組合せの中から、適用するものを選択できます。

  • 自動マップの前にプリファレンスをプロンプト: このオプションを選択すると、2つの複合ノードをマッピングしようとするたびに「自動マップ・プリファレンス」ダイアログが表示されます。

  • モード: 自動マップを基本モードまたは拡張モードのどちらで実行するかを指定します。モード選択により、このダイアログで表示される残りのオプションが決まります。

「基本モード」を選択した場合に使用できる残りのオプションは、次のとおりです。

  • 類似した名前による要素の一致: 類似した名前の要素が一致します。

  • 完全な名前による要素の一致: 完全に同じ名前の要素が一致します。

  • 完全なタイプによる要素の一致: 完全に同じデータ・タイプの要素のみが一致します。

  • 祖先名を考慮した要素の一致: 一致の際、要素名とともに要素のパスも考慮されます。

  • xsl:ifの挿入: xsl:if文を自動的に挿入するかどうかを指定します。次の設定が使用されます。

    • なし: xsl:if文は自動的には挿入されません。

    • ソース・ノードが存在していることを確認: xsl:if文は、出力でノードが作成される前に、ソース・ノードの存在を確認して挿入されます。

    • ソース・ノードが空でないことを確認: xsl:if文は、出力でノードが作成される前に、ソース・ノードが空でないことを確認して挿入されます。

「拡張モード」を選択した場合に使用できる残りのオプションは、次のとおりです。

  • 祖先の重み: 祖先の一致の重要度を示す0から5の数字です。0の数字は、基本モードでの「祖先名を考慮した要素の一致」オプションの選択解除に対応します。5の数字は、基本モードでの「祖先名を考慮した要素の一致」オプションの選択に対応します。

  • 言語の重み: 要素名の一致の重要度を示す0から5の数字です。0の数字は、要素名が一致している必要がないことを示します。5の数字は、要素名が完全に一致している必要があることを示します。

  • タイプの重み: 要素名の一致の重要度を示す0から5の数字です。0の数字は、要素タイプが一致している必要がないことを示します。5の数字は、要素タイプが完全に一致している必要があることを示します。

  • 一致のしきい値(%): 自動マップで、各マップ(祖先、言語、タイプ)の一致率を計算して、その中で最も高い割合を選択します。最も高い一致率がしきい値の割合を超える場合に、一致が作成されます。

  • ディクショナリ: 既存のディクショナリを自動マップに追加できます。ディクショナリは、既存のマップから定義し、後続のマップで使用できます。