トランスフォーメーション・マッピングのロジックをテストする方法

図41-39に示す「XSLマップのテスト」ダイアログでは、XSLTマップ・エディタで設計したトランスフォーメーション・マッピングのロジックをテストできます。指定したテスト設定は保存されるため、次回のテスト時に再度入力する必要はありません。Oracle JDeveloperを閉じて再度開いた場合は、テスト設定をもう一度入力する必要があります。

図41-39 「XSLマップのテスト」ダイアログ

図41-39の説明が続きます
「図41-39 「XSLマップのテスト」ダイアログ」の説明

トランスフォーメーション・マッピングのロジックをテストするには:

  1. 「ソースXMLファイル」フィールドで、テスト用にサンプルのソースXMLファイルを生成するか、「参照」をクリックして別のソースXMLファイルを指定します。

    「OK」をクリックすると、ソースXMLファイルが検証されます。検証に合格するとトランスフォーメーションが実行され、ターゲットXMLファイルが作成されます。

    検証に失敗した場合、トランスフォーメーションは実行されず、画面にメッセージが表示されます。

  2. マップ・ソースXSDスキーマに基づいてサンプルのXMLファイルを作成するには、「ソースXMLファイルの生成」チェック・ボックスを選択します。

  3. 「ソースXMLファイルの表示」チェック・ボックスを選択し、テスト用のソースXMLファイルを表示します。ソースXMLファイルがOracle JDeveloperのXMLエディタに表示されます。

    マップに定義済のパラメータがある場合は、「スキーマのあるパラメータ」または「スキーマのないパラメータ」表が表示されます。

    1. 「スキーマのあるパラメータ」表が表示された場合は、「参照」ボタンを使用してそのパラメータの入力XMLファイルを指定できます。「ファイルの生成」チェック・ボックスを選択して、ファイルを生成します。

    2. 「スキーマのないパラメータ」表が表示された場合は、「値の指定」チェック・ボックスを選択し、「タイプ」列および「値」列を適切に編集して値を指定できます。

  4. 「ターゲットXMLファイル」フィールドにファイル名を入力するか、トランスフォーメーションからの結果XML文書が格納されるファイルの名前を参照します。

  5. テスト用のターゲットXMLファイルを表示するには、「ターゲットXMLファイルの表示」チェック・ボックスを選択します。ターゲットXMLファイルがOracle JDeveloperのXMLエディタに表示されます。

  6. ソースとターゲット両方のXMLを表示する場合は、XMLエディタのレイアウトをカスタマイズできます。右上隅にある「自動レイアウトの有効化」を選択してパターンの1つをクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

    図41-40に示すように、テスト結果が表示されます。

    この例では、ソースXMLとターゲットXMLが並んで表示され、その下にXSLマップが表示されています(デフォルト設定)。「スキーマのあるパラメータ」表に対応する追加のソースXMLファイルが、メイン・ソース・ファイルと同じ場所にタブとして表示されます。エディタを右クリックして「XMLの検証」を選択すると、ソースまたはターゲットのXMLを、マップのソースまたはターゲットのXSDスキーマと照合して検証できます。