XMLデータからネイティブ・データへの変換方法

この項では、受信したXMLメッセージをネイティブ・データ・フォーマット(カンマ区切り文字列など)に変換する方法について説明します。この例では、「ネイティブ・データからXMLデータへの変換方法」で作成したスキーマ・ファイルをネイティブXSDフォーマットに変換するためのアウトバウンドXMLフォーマットとして使用しています。

XMLフォーマットをネイティブ・データに変換するには:

  1. 同期BPELプロセスを作成します。
  2. 「BPELプロセスの作成」ダイアログの「入力」フィールドで、デフォルトの入力XSDスキーマを受け入れるか、「検索」アイコンをクリックして、異なるXSDを選択します。この例では、「ネイティブ・データからXMLデータへの変換方法」のネイティブ・フォーマット・ビルダーで作成したスキーマが選択されています。図6-17に詳細を示します。

    図6-17 入力スキーマの選択

    図6-17の説明が続きます
    「図6-17 入力スキーマの選択」の説明
  3. BPELプロセスをSOAコンポジット・エディタで右クリックし、「編集」を選択します。

    Oracle BPELデザイナが表示されます。

  4. 「コンポーネント」ウィンドウの「Oracle Extensions」セクションを展開し、変換アクティビティをBPELプロセスにドラッグします。
  5. 変換アクティビティを右クリックし、「編集」を選択します。

    「変換」ダイアログが編集用に表示されます。

  6. 「XMLからネイティブ」を選択して、アウトバウンドXMLデータをネイティブXSDフォーマットに変換します。
  7. 「入力」フィールドの右側にある「参照」(1番目)アイコンをクリックします。
  8. 入力変数を選択します。図6-18に詳細を示します。

    図6-18 入力変数の選択

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18 入力変数の選択」の説明
  9. 「NXSDスキーマ」フィールドの右側にある「検索」(1番目)アイコンを選択し、「タイプ・チューザ」ダイアログを起動します。
  10. スキーマ・ファイルを選択して「OK」をクリックします。この例では、「ネイティブ・データからXMLデータへの変換方法」と同じスキーマ・ファイルが使用されています。図6-19に詳細を示します。

    図6-19 スキーマ・ファイルの選択

    図6-19の説明が続きます
    「図6-19 スキーマ・ファイルの選択」の説明
  11. 「出力タイプ」リストから、「文字列」を選択します。

    かわりに、「添付」を指定すると、ダイアログはリフレッシュされ、添付のディレクトリ場所を指定するための「場所」フィールドが表示されます。「添付」の選択は、XMLデータが非常に大きいシナリオでは便利です。

  12. 「出力」フィールドの右側で、「検索」(1番目)アイコンをクリックするか、「変数の作成」アイコンをクリックして、タイプ文字列の新しい出力変数を自動的に作成します。
  13. 出力変数を選択して「OK」をクリックします。図6-20に詳細を示します。

    図6-20 出力変数の選択

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    「図6-20 出力変数の選択」の説明

    「変換」ダイアログは図6-21のようになります。

    図6-21 アウトバウンド変換用に構成された「変換」ダイアログ

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    「図6-21 アウトバウンド変換用に構成された「変換」ダイアログ」の説明

    これで、設計は完了します。