サービス・インタフェースにラップされたJavaコードを使用する方法

すべてのアプリケーションがサービス・インタフェースを公開するわけではありません。ビジネス・プロセスでカスタムJavaコードが必要なシナリオもあります。このシナリオの場合は、次の操作を実行できます。

  • カスタムJavaコードを記述します。

  • コードを埋め込むサービス・インタフェースを作成します。

  • SOAP経由で、JavaコードをWebサービスとして起動します。

たとえば、SOAP参照バインディング・コンポーネントでサービス・インタフェースを起動するSOAコンポジット・アプリケーションに、BPELプロセス・サービス・コンポーネントを作成すると仮定します。この例の場合、使用されるサービス・インタフェースは、Oracle Application Development Framework (ADF) Business Componentです。

このシナリオの高レベルな手順を次に示します。

サービス・インタフェースにラップされたJavaコードを使用するには:

  1. Oracle JDeveloperOracle ADF Business Componentサービスを作成します。

    この操作により、このサービスに対するWSDLファイルとXSDファイルが生成されます。

  2. BPELプロセス・サービス・コンポーネントを含むSOAコンポジット・アプリケーションを作成します。そのBPELプロセス・サービス・コンポーネントはコンポジット・サービスとして公開されている必要があります。これにより、BPELプロセスがインバウンドSOAPサービス・バインディング・コンポーネントに自動的に接続されます。

  3. Oracle ADF Business ComponentサービスWSDLをSOAコンポジット・アプリケーションにインポートします。

  4. Oracle ADF Business Componentサービス・インタフェースにバインディングするWebサービスを作成します。

  5. 次のタスクを実行するBPELプロセスを設計します。

    1. Oracle ADF Business ComponentサービスportTypeのパートナ・リンクを作成します。

    2. assignアクティビティを作成します。この例では、このステップにより、データ(たとえば静的なXMLフラグメント)がOracle ADF Business Componentサービスに渡される変数にコピーされます。

    3. invokeアクティビティを作成し、ステップ5.aで作成したパートナ・リンクに接続します。

  6. パートナ・リンク参照をコンポジット参照バインディング・コンポーネントに接続(ワイヤ)します。この参照は、Webサービス・バインディングを使用して、Oracle ADF Business Componentサービスをリモートでデプロイできるようにします。

  7. SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。

  8. Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの「Webサービスのテスト」ページから、このSOAアプリケーションを起動します。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』ビジネス・フローのテスト・インスタンスの起動に関する項を参照してください。

Oracle ADF Business Componentを作成する方法の詳細は、『Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発』を参照してください。