アクティビティの概要

アクティビティは、BPELプロセス・サービス・コンポーネントのビルディング・ブロックです。Oracle BPELデザイナには、BPELプロセス・サービス・コンポーネントにドラッグする一連のアクティビティが用意されています。アクティビティの属性(プロパティ値)を定義するには、そのアクティビティをダブルクリックします。アクティビティを使用すると、BPELプロセス・サービス・コンポーネント内で特定のタスクを実行できます。たとえば、いくつかの主要なアクティビティを示します。

  • assignアクティビティを使用すると、ある変数の内容を別の変数にコピーするなどのデータの操作を実行できます。図4-7に、assignアクティビティを示します。

    図4-7 assignアクティビティ

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    「図4-7 assignアクティビティ」の説明
  • invokeアクティビティを使用すると、(パートナ・リンクによって識別された)サービスを起動し、このサービスに対して実行する操作を指定できます。図4-8に、invokeアクティビティを示します。

    図4-8 invokeアクティビティ

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    「図4-8 invokeアクティビティ」の説明
  • receiveアクティビティは、サービスからの非同期コールバック・レスポンス・メッセージを待機します。図4-9に、receiveアクティビティを示します。receiveアクティビティは、パートナ・リンクを使用してプロセスが非同期に開始される場合にも使用されます。

    図4-9 receiveアクティビティ

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    「図4-9 receiveアクティビティ」の説明

図4-10に、プロパティ・ウィンドウ(ここではinvokeアクティビティ)の例を示します。

図4-10 invokeアクティビティの例

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「図4-10 invokeアクティビティの例」の説明

このinvokeアクティビティを使用すると、サービス(パートナ・リンクで識別)に対して起動する操作を指定できます。操作は、サービスによって指定されたポートでの一方向またはリクエスト/レスポンスです。invokeアクティビティで変数を自動的に作成することも可能です。invokeアクティビティは、同期サービスを起動するか、非同期Webサービスを開始します。

invokeアクティビティは、プロセス内でデータを送受信するためのポートをオープンします。このポートを使用して、必要なデータの送信およびレスポンスの受信を行います。同期コールバックの場合、関数の送受信に必要なポートは1つのみです。

アクティビティの詳細は、「BPELプロセスのアクティビティとサービス」を参照してください。

同じプロジェクト内または複数のプロジェクト間でアクティビティのコピーおよび貼付けを行う方法の詳細は、「アクティビティのコピーと貼付けをBPELプロジェクトで行う方法」を参照してください。

アクティビティをプロパティ・インスペクタで編集する方法の詳細は、「BPELアクティビティをプロパティ・インスペクタで編集する方法」を参照してください。