アダプタの概要
図4-16に示す「パートナ・リンク」ダイアログを使用すると、Oracle BPEL Process ManagerとOracle MediatorおよびOracle JDeveloperが提供するもう1つの主要な機能を利用できます。アダプタ構成ウィザードにアクセスするには、図4-23に示す「サービス・ウィザード」アイコンをクリックします。
アダプタにより、BPELプロセス・サービス・コンポーネント(したがって、SOAコンポジット・アプリケーション全体)を、ファイル・システム、FTPサーバー、データベース表、データベース・キュー、ソケット、Java Message Service (JMS)、Oracle User Messaging Serviceなどへのアクセスと統合できます。HTTPバインディング、直接バインディング、EJBなどのサービスと統合することもできます。このウィザードを使用すると、図4-24に示すサービスとアダプタのタイプを、BPELプロセス・サービス・コンポーネントで使用するように構成できます。
サービス・タイプとアダプタ・タイプの詳細は、「バインディング・コンポーネントのスタート・ガイド」を参照してください。
アダプタ・タイプ(この例では、「ファイル」が図4-24で選択されました)を選択すると、図4-25に示すダイアログにより名前の入力を求められます。ウィザードが完了すると、この名前のWSDLファイルが、「WSDL」フォルダの下にある「アプリケーション」ウィンドウに表示されます。サービス名はプロジェクト内で一意である必要があります。このファイルには、このウィザードで指定したアダプタ構成設定が含まれます。その他の構成ファイル(ヘッダー・ファイル、アダプタ固有のファイルなど)も作成され、「アプリケーション」ウィンドウに表示されます。
このダイアログの後に表示されるアダプタ構成ウィザードのダイアログは、選択したアダプタ・タイプに基づきます。
また、SOAコンポジット・エディタ内のサービスまたは参照として、アダプタをSOAコンポジット・アプリケーションに追加できます。
テクノロジ・アダプタの詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』を参照してください。