エスカレーションおよび有効期限ポリシーの概要

この項では、このレベルで有効期間を指定し、その設定を参加者全員のタスクの有効期間にする方法の概要を説明します。

たとえば、図29-50に示すように、参加者LoanAgentGroupおよび参加者Supervisorの両者間でタスクを操作するための日数が3日であるとします。

図29-50 「期限切れまでの時間」ポリシー

図29-50の説明が続きます
「図29-50 「期限切れまでの時間」ポリシー」の説明

参加者レベルまたはこのルーティング・スリップ・レベルで有効期限が指定されていない場合、そのタスクの有効期間設定はありません。

参加者のいずれかのレベルで有効期間が設定されている場合、その参加者には対応する有効期間が使用されます。ただし、参加者レベルの有効期間が設定されていない参加者には、引き続きグローバルな有効期間が使用されます。グローバルな有効期間は、常にタスクでの経過時間だけ減分されます。

参加者について参加者レベルの有効期限を解析するためのポリシーは、次のとおりです。

  • シリアル

    「管理チェーン」内の各割当ては、「シリアル」で指定されている内容と同じ有効期間を取得します。期間は、この割当てによって生じるすべての割当てに対するものではありません。タスクが管理チェーン内のいずれかの割当てで有効期限に達すると、エスカレーションおよび期限更新ポリシーが適用されます。

  • パラレル:

    • パラレル・ワークフローでは、パラレル参加者がリソースとして指定されている場合は、リソースごとにルーティング・スリップが作成されます。作成された各ルーティング・スリップの有効期間には、次のルールが適用されます。

      パラレル参加者の有効期間が指定されている場合は、その有効期間と等しい有効期間になります。

      ルーティング・スリップ・レベルで指定されている場合は、タスクに残っている有効期間。

      それ他の場合、有効期間はありません。

    • パラレル参加者がルーティング・スリップとして指定されている場合、その有効期間はルーティング・スリップにより決定されます。

ノート:

パラレル・タスク内で親タスクが期限切れになった場合、期限切れになっていないサブタスクや未完了のサブタスクは取り消されます。