Oracle Mediatorでのアタッチメントのパス・スルー設定のオーバーライド

Oracle Mediatorでは、パス・スルーの(つまり、トランスフォーメーションや割当てのルールが含まれない)Oracle Mediatorコンポーネントのアタッチメントはターゲット・レシーバに自動的に伝播されますが、パス・スルーでないOracle Mediatorコンポーネントのアタッチメントは伝播されません。passThroughAttachmentプロパティを使用して、アタッチメント専用のパス・スルー設定をオーバーライドできます。このプロパティをtrueに設定すると、すべてのアタッチメントがターゲット・レシーバに暗黙的にコピーされます。

パス・スルーでないOracle Mediatorコンポーネントの場合は、このプロパティを使用してアタッチメントを伝播し、パス・スルーのOracle Mediatorコンポーネントの場合は、このプロパティを使用してアタッチメントをブロックします。パス・スルー・アタッチメントのオーバーライドを実装するには、このプロパティをプロジェクトのcomposite.xmlファイルのOracle Mediatorコンポーネントに対応するcomponent要素に追加します。パス・スルーでないOracle Mediatorコンポーネントをオーバーライドするには、プロパティをtrueに設定します。パス・スルー・コンポーネントをオーバーライドするには、falseに設定します。次の例に詳細を示します。

<component name="Mediator">
    <implementation.mediator src="Mediator.mplan"/>
    <property name="passThroughAttachment">true</property>
</component>