Javaコールバックまたはビジネス・イベント・コールバックの指定
Javaコールバックまたはビジネス・イベント・コールバックを指定できます。ワークフロー・サービスのコールバックは、タスクのライフサイクルで特定のステージに到達したときにコールするように登録できます。
ノート:
コールバックを実装している場合、ユーザー・コールバック実装はその他の形式の制限付き割当てをオーバーライドします。検索を実行すると、その結果には、ユーザー・コールバックによって返されるユーザーのみが表示されます。
2つのタイプのコールバックがサポートされています。
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Javaコールバック: コールバック・クラスは、インタフェース
oracle.bpel.services.workflow.task.IRoutingSlipCallback
を実装している必要があります。このコールバック・クラスをサーバーのクラスパスで使用可能にします。 -
ビジネス・イベント・コールバック: ヒューマン・タスクの状態が変化したときに、ビジネス・イベントが発生するようにできます。Javaクラスを開発して登録する必要はありません。コール元は、承認トランザクションの現在の状態が通知されるように、Oracle Mediatorサービス・コンポーネントを使用してコールバックを実装し、適用可能なビジネス・イベントをサブスクライブします。
タスク・ステータスのコールバック・クラスを指定するには:
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「イベント」タブをクリックします。
選択できる状態変更コールバックは、次のとおりです。
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OnAssigned
標準的なルーティング、再割当て、委任、エスカレーションなどを含め、割当ての変更時にコールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。タスクによって結果が更新される(つまり、チェーンのいずれかの承認者がタスクを承認または却下する)ときにコールバックする必要がある場合は、このオプションを選択する必要があります。
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OnUpdated
更新(ペイロード、コメント、添付、優先度などを含む)時にコールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。
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OnCompleted
タスクが完了し、コントロールがイニシエータ(タスクを開始するBPELプロセスなど)に渡されようとしているときに、コールバック・クラスを最終的にコールする必要がある場合に選択します。
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OnStageCompleted
ヒューマン・ワークフロー・タスクでビジネス・イベント・コールバックを有効化するために、コールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。イベントが発生すると、そのイベントには、完了したステージの名前、完了したステージの結果、およびコールバックが起動された時点でのタスクのスナップショットが格納されます。
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OnSubtaskUpdated
サブタスク(パラレルおよびパラレル・シナリオのいずれかのタスク)の更新(ペイロード、コメント、添付、優先度などを含む)時にコールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。
Oracle JDeveloperのインストールが、BPEL拡張とBPM拡張の両方を含むように更新されている場合は、次のコンテンツのコールバックも選択できます。
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コメント・コールバック
WFCOMMENTS
列以外のスキーマにコメントを格納するために、コールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。コールバック・クラスは、oracle.bpel.services.workflow.callback.NotesStore
インタフェースを実装している必要があります。 -
添付コールバック
soa-infraスキーマの
WFATTACHMENT
表以外のスキーマに添付を格納するために、コールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。コールバック・クラスは、oracle.bpel.services.workflow.callback.AttachmentStore
インタフェースを実装している必要があります。 -
検証コールバック
タスクまたはペイロードのいずれかを更新や承認などの前に検証するために、コールバック・クラスをコールする必要がある場合に選択します。コールバック・クラスは、
oracle.bpel.services.workflow.task.ITaskValidationCallback
インタフェースを実装している必要があります。
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実行するコールバックのタイプに応じて、次の項を参照してください。