他の参加者へのタスクのルーティングの停止

ワークフローの他の参加者に関係なく、タスクを早期に完了とマークできる条件を指定できます。

たとえば、経費レポートがマネージャに送信されてから取締役に送信されるとします。最初の参加者(マネージャ)がレポートを却下した場合は、次の参加者(取締役)に送信せずにワークフローを終了できます。

条件付き中途完了を設定するには:

  1. 「早期完了」をクリックします。
  2. 「参加者が次を選択するとタスクを完了: <結果>」チェック・ボックスを選択します。

    「中途完了の詳細」画面が表示されます。タスクの中途完了を指定するには、次の2つの方法があります。

    • 結果

    • XPath式のルーティング条件

    結果を指定した場合は、選択したタスクの結果が発生すると、そのタスクが完了します。結果とルーティング条件の両方を指定した場合は、ワークフロー・サービスにより2つの条件の論理OR演算子が実行されます。

  3. 図29-39に示すように、適切な結果を選択して「>」ボタンをクリックします。すべてを選択するには、「>>」ボタンをクリックします。

    図29-39 中途完了の詳細

    図29-39の説明が続きます
    「図29-39 中途完了の詳細」の説明
  4. 「ルーティング条件」フィールドの右側にあるアイコンをクリックして「式ビルダー」ダイアログ・ボックスを表示すると、このダイアログで、このタスクを早期完了させる条件を動的に作成できます。たとえば、ユーザーが発行した出張旅費レポートが特定の金額を下回っている場合、マネージャによる承認は不要です。

    早期完了のXPath式は、少なくとも一人のユーザーのタスク操作が完了するまで評価されません。

  5. 早期完了を有効化するには、「パラレル・サブタスクで早期完了を有効化」をクリックします。詳細は、「パラレル・サブタスクでの早期完了の有効化」を参照してください。
  6. 親タスクの早期完了を有効化するには、「早期完了するサブタスクの親タスクを完了」をクリックします。詳細は、「早期完了するサブタスクの親サブタスクの完了」を参照してください。
  7. 「OK」をクリックしてヒューマン・タスク・エディタに戻ります。

    「参加者が次を選択するとタスクを完了: <結果>」チェック・ボックスの右側にあるアイコンをクリックすると、この情報を編集できます。